AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)シナリオ25「シャブルエの抵抗」(Resistance at CHABREHEZ)をプレイしてみた。
ドイツ軍による西方電撃戦で、アルデンヌの森が舞台だ。
採用されるルー-ルは、121.射撃を受けた兵士、122.負傷指揮官、123.オートバイだ。
121.射撃を受けた兵士ルールはもっと前に採用されてもいいと思うが、マーカーがほしい。
勝利条件は2Q10から2Y1までの道路をドイツ軍が確保すること。
ベルギー軍が照準線も引けないようにすること。
目次
■初期配置
天候 晴天
環境条件 高湿度
風向 北西から南東
風力 無風
初期隠匿配置なので本当は盤上には何もない。
■第1ターン(1940/05/10)
2P9でオートバイに乗ったドイツ軍1個分隊壊滅!
■第2ターン
風向 南西から北東
風力 無風
風向 南から北
風力 無風
2Q9の鉄条網を除去
2T6でベルギー軍1個分隊壊滅
ドイツ軍は機動力を活かして西に向かう。
■第3ターン
2Q10の道路障害除去
風向 南から北
風力 微風
風向 南東から北西
風力 微風
■第4ターン
風向 南西から北東
風力 微風
風向 南から北
風力 微風
2Q8の鉄条網除去
2W3で白兵戦が混戦状態
■第5ターン
風向 南東から北西
風力 微風
2W5でベルギー軍1個分隊壊滅
2W3の白兵戦
ベルギー軍は7-4→1-1で攻撃するが戦果なし
ドイツ軍は6-3→2-1で確実にベルギー軍1個分隊を壊滅する。
ベルギー軍の残存分隊は3個
ドイツ軍の残存分隊は10個。うち1個分隊は戦闘不能。1個分隊は白兵戦混戦状態。
風向 北東から南西
風力 微風
2T6のベルギー軍指揮官脱出不能のため後送された。
2W3の白兵戦
ドイツ軍指揮官1人、2個分隊とベルギー軍1個分隊が相撃ち!!
ベルギー軍の残存分隊は2個分隊うち戦闘不能1個。指揮官1名のみ。
ドイツ軍の残存は指揮官3名、8個分隊。
■第6ターン
風向 南から北
風力 微風
ベルギー軍3U4の1個分隊壊滅
ベルギー軍分隊が全滅。
ドイツ軍の勝利確定だ。
■感想
オートバイは『ワイルド7』の影響で、サイドカーは、『人造人間キカイダー』かタミヤの1/35ミニチュア・ミリタリー・シリーズの影響で、憧れの乗り物だ。
しかし、使ってみると、移動には役立つが戦闘には役立たないことがよくわかる。
『ワイルド7』はありえない!!
敵に近づいた所で降車してあとは徒歩で移動して戦うべき乗り物だ。
このシナリオではベルギー軍の塹壕線にドイツ軍が苦しんだ。
最終的にはドイツ軍がベルギー軍を全滅させたが、サイコロの目次第では逆になってもおかしくない。
鉄条網を前にするとI号戦車でもいいからAFVが戦力にほしい。
こうしてみると日本陸軍の戦車が1930年代の設計思想で作られていて、その頃の歩兵戦闘には十分役立っただろうと想像できる。
AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)は、1939年から1940年の戦いをよく再現した好ゲームだと思う。