TACTICS第22号(1985/7/1)を読んでみた。
特集は『すばらしき戦術級の世界』
付録ゲームはなし。
もくじは次のとおり。
p.4 進め!空中騎兵
GDW/HJ『現代機甲戦』(Assault)シリーズ第2弾の『ブーツ・アンド・サドルズ』(Boots & Saddles)のヘリコプターと対空車両ルール紹介。図やユニットの動きの写真がありとてもわかりやすい。
p.12 ”現代機甲戦"リプレイ
GDW/HJ『現代機甲戦』(Assault)の遭遇戦シナリオのリプレイ記事。持っていないしプレイしたこともないが、とてもわかりやすい記事だ。
このシナリオは相手にどんな戦力があるかわからせない仕組みだそうだ。まさに
遭遇戦らしくていいと思う。『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズなど他の戦術級ゲームに応用がきくと思う。
p.22 整列!スコードリーダーからG.I.まで
『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズのルールは膨大になりすぎたり、旧ルールが新ルールに更新されたりしており、収拾がつかなくなっていた。この記事では、ルール1項目ごとに切り出し、分類・再整理したものだ。これが後の『アドバンスト・スコード・リーダー』(Advanced Squad Leader)のルール・ブック・バインダーにつながるのだろう。
この号が出て買った当時は『電撃ドイツ戦車隊』(Cresscendo of Doom)までのルールなら全部頭に入っていたので、こんなものは不要だったので、がっかりした。が、今は、こういうのがとてもありがたい。フェイズごとにどのルールを参照するか整理したプレイ・エイドがとてもありがたい。
p.28 Air Warは死なないーゲームの発展とその後ー
『空戦マッハの戦い』(Air War)シリーズの機種追加の記事と再デザインされたF-5Eのデータ・カード。機種追加は楽しみだがやはりリプレイ記事が読みたかった。
p.36 泥と血と 猛将パットンリプレイ
西部戦線シリーズは好きなゲームの一つだ。リプレイ記事は面白い。盤面の写真にユニットを含めていないのが残念。このゲームの場合、スタックが高くなるのでユニットを写しても意味ないかもしれないが、活字の部隊名よりやはりユニットの方がゲーム・リプレイらしくていい。
p.52 ペナントレースを12倍楽しむ方法
ホビージャパンの『熱闘12球団ペナントレース』は、日本のプロ野球選手を数値化してカードにしてダイスを振りながら遊ぶ野球ゲームだ。30分もかからずに1試合が終わるのでよく遊んだものだ。裏表紙に広告も出ている。そのコピーが「山田が投げる!原が打つ!高橋が走る!宇野が落とす!」となっている。プロ野球の好プレイ・珍プレイでいつも話題になる中日の宇野選手の落球がゲームのコピーになっているのが凄くて笑える。
p.110
ホビージャパン社の広告で、同社が『Strategy & Tactics』誌の通信販売のお知らせが載っていた。99号まで1冊1,980円。100号から2,500円。送料別途。年間定期購読は6冊で15,000円。
次号(23号)はファンタジー・ゲームの特集だ。
そのため、発行時に買った『タクテクス』(TACTICS)誌はこれが最後だったと思う。
買っても読むページが少ないからだ。
その次の号(24号)から判型がB5からA4に変わり、表紙の感じも変わり、さらに月刊化した。23号を買ってなかったから判型の変更を知らなかった。書店で『タクテクス』(TACTICS)誌と気づかなかった。
ちょうど生活が変わり忙しくなりシミュレーション・ゲームから離れてしまった。
またシミュレーション・ゲームに戻るまで、あれから36年経過したのだった。