このシナリオは4枚の地図盤を縦に並べる。32×4=128ヘクス=5120mの戦線だ。
■初期配置
西から地図盤2
地図盤1
地図盤4
一番東の地図盤3
勝利条件は、米軍が地図盤1枚からドイツ軍を掃討することだ。
ドイツ軍は米軍の勝利を阻止することだ。
●ドイツ軍の作戦
勝利条件から、ドイツ軍は1個分隊でも地図盤に残すことを考えた。
米軍と戦うことはあまり考えず生き残ることを最優先とした。
鉄条網は地図盤間の道路に置き、米軍が連繋するのを防ぐことにした。
●米軍の作戦
米軍はどの地図盤を占領するか?
『タクテクス』(TACTICS)第44号の『スコード・リーダー・クリニック』では、ジョン・ミシュコンは地図盤4と言っている。一方、『タクテクス』(TACTICS)第24号の『スコード・リーダー・クリニック』ではビル・ナイチンゲールは地図盤1と言う。
地図盤2は高地をドイツ軍に取られていると奪取するのはかなり難しい。第3盤もM2の2階建て建物を占領するのはかなり難しい。
地図盤4は開豁地が多いので移動するのが難しい。MMGをきちんと据えて準備射撃することと十分な兵力があればいいが。
地図盤1は建物を1個ずつ掃討していくのに時間がかかりそうだ。
今回の米軍は、地図盤1の掃討を目標とする。
そのために地図盤4と地図盤2にも上陸し、三方から地図盤1を攻めることとする。
■第1ターン(1945/03/24)
米軍上陸兵力6個分隊。
東から2枚目の地図盤4に上陸!
■第2ターン
米軍防御射撃によりドイツ軍がいないことが判明したヘクスにはCEマーカーを配置した。
地図盤4
第二次米軍上陸兵力8個分隊。
4個分隊ずつ、地図盤2と地図盤1に上陸する。
後から考えると霧を利用して、もっと東に上陸するべきだった。そうすると東の地図盤1と連携できた。地図盤1に増援を送ることも地図盤2からのドイツ軍の増援を防ぐこともできただろう。
一番西の地図盤2
西から2枚目の地図盤1
4AA3で、4226からの射撃により、米軍2個分隊戦闘不能。
一番西の地図盤2
地図盤1
地図盤4
■第3ターン
霧は晴れない
ドイツ軍移動可能スタック3個
第三次米軍上陸兵力5個分隊。
霧は黄色い線より南だ。
米軍は地図盤2に上陸した部隊は、霧を利用して、2EE10から2EE9→2EE8→2FF7と移動して地図盤1に入るべきだったと気づいた。
地図盤2
地図盤1
地図盤4
■第4ターン
霧は晴れない
ドイツ軍移動可能スタック1個!
ドイツ軍としてはこれは辛い!
しかし、ゲームだから仕方ないが、実際には、「そちらに向かわせるのは3個分隊です」とドイツ軍が話している無線を傍受した、ということにでもしないと、絶対に相手が知り得ない情報だろうなぁ。
第四次米軍上陸兵力7個分隊。全部隊上陸し、ドイツ軍の位置がほぼ判明した。
偵察部隊の報告が入ったのだろう。隠蔽マーカー付きスタックが姿を現した。
1F5の白兵戦でドイツ軍1個分隊全滅
地図盤2
地図盤1
地図盤4
一番東の地図盤3
米軍はあと3ターンで地図盤1枚を完全占領できるだろうか?