国際通信社の『日本機動部隊』第2版で、自作シナリオ「ヘンダーソン飛行場艦砲射撃」を作ってみた。
【1】シナリオ内容
1.このゲームの設定
このゲームは国際通信社(K2P『日本機動部隊』を使って、1942年(昭和17年)10月13日から14日にかけて行われた日本軍戦艦「金剛」「榛名」によるガダルカナル島ヘンダーソン基地砲撃を再現するソロシナリオだ。
プレイヤーは日本軍になってガダルカナル島のヘンダーソン基地破壊を目指す。
2.使用する盤とユニット
盤:第二次ソロモン海戦
ユニット:
日本軍
戦艦:金剛、榛名
軽巡:五十鈴
駆逐艦:4.5ユニット(親潮、黒潮、早潮、海風、江風、涼風、高波、巻波、長波)
アメリカ軍
ヘンダーソン基地ユニット
3.セットアップ
[艦隊編成]
日本軍は任意の艦隊番号で艦隊を編成する。
[艦隊の配置]
ヘンダーソン基地ユニットをヘクス1410に配置する。
日本軍艦隊をヘクス1113に配置する。
4.このゲームの特別ルール
4.1 ゲーム手順
本ゲームでは、移動フェイズ、砲撃戦フェイズのみで、爆撃フェイズ、索敵フェイズはない。
4.2 ゲームの終了
本ゲームは進行表の第11ターン開始、第14ターン終了とする。
4.3 勝利条件
日本軍はヘンダーソン基地を破壊すると勝利。
それ以外は日本軍の敗北。
【2】初期配置
【3】第11ターン(1942/10/13 1800)
日本軍の艦隊が前進する。
【4】第12ターン(1942/10/13 2100)
日本軍の艦隊がガダルカナル島海域に侵入した。
いよいよ砲撃開始だ!!
戦艦「金剛」「榛名」の砲撃力合計16でダイスは4
損害は16だ!
ヘンダーソン基地の防御力は12だから、12+1=13で中破だ!!
ヘンダーソン基地を裏返す。
「五十鈴」と駆逐艦1ユニットで砲撃だ。
砲撃力6だ。日本軍駆逐艦の攻撃力はルールブックp.12[5.3]夜戦ルールでは攻撃力を2倍にすることになっているが、それは魚雷によって2倍になるので、今回は砲撃だから2倍にできないものとする。
ダイスは4。損害は8<ヘンダーソン基地の防御力なので戦果なしだ。
残った駆逐艦で砲撃してもヘンダーソン基地に損害を与えられないので戦闘終了とする。
【5】第13ターン(1942/10/14 0000)
「金剛」「榛名」の砲撃が続く。
ダイスは1
損害は20>ヘンダーソン基地防御力
なのでヘンダーソン基地は潰滅した!!
日本軍の勝利確定だ!!
【7】勝敗の確認
ヘンダーソン基地を破壊したので日本軍の勝利だ。
【8】感想
「金剛」「榛名」によるヘンダーソン飛行場砲撃は日本軍にとっては大戦果だった。しかし海戦名がついていないしゲームになっている例は私は寡聞にして知らない。
ということで自作してみた。
今回作ってみたシナリオだと日本軍は2ターン砲撃すると確実に勝てるだろう。
歴史の追体験と砲撃戦ルールを覚えるためのシナリオにすぎない。
実際には、当時アメリカ軍がどこにどんな戦力で存在するか、日本軍はわかっていなかったので、ヒヤヒヤの進撃だったはずだ。
今後はそういった点も含めたシナリオに発展させてみたい。