Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

自作シナリオ「ヘンダーソン飛行場艦砲射撃」 K2P『日本機動部隊』バトル・レポート(AAR)



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国際通信社の『日本機動部隊』第2版で、自作シナリオ「ヘンダーソン飛行場艦砲射撃」を作ってみた。

 

【1】シナリオ内容

1.このゲームの設定

 このゲームは国際通信社(K2P『日本機動部隊』を使って、1942年(昭和17年)10月13日から14日にかけて行われた日本軍戦艦「金剛」「榛名」によるガダルカナル島ヘンダーソン基地砲撃を再現するソロシナリオだ。

 プレイヤーは日本軍になってガダルカナル島ヘンダーソン基地破壊を目指す。

 

2.使用する盤とユニット

 盤:第二次ソロモン海戦

 ユニット:

  日本軍

   戦艦:金剛、榛名

   軽巡五十鈴

   駆逐艦4.5ユニット(親潮黒潮、早潮、海風、江風、涼風、高波、巻波、長波)

  アメリカ軍

   ヘンダーソン基地ユニット

3.セットアップ

  [艦隊編成]

   日本軍は任意の艦隊番号で艦隊を編成する。

  [艦隊の配置]

   ヘンダーソン基地ユニットをヘクス1410に配置する。

   日本軍艦隊をヘクス1113に配置する。

 

4.このゲームの特別ルール

 4.1 ゲーム手順

  本ゲームでは、移動フェイズ、砲撃戦フェイズのみで、爆撃フェイズ、索敵フェイズはない。

 4.2 ゲームの終了

  本ゲームは進行表の第11ターン開始、第14ターン終了とする。

 4.3 勝利条件

  日本軍はヘンダーソン基地を破壊すると勝利。

  それ以外は日本軍の敗北。

 

【2】初期配置


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【3】第11ターン(1942/10/13 1800)

日本軍の艦隊が前進する。
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【4】第12ターン(1942/10/13 2100)

日本軍の艦隊がガダルカナル島海域に侵入した。
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いよいよ砲撃開始だ!!
戦艦「金剛」「榛名」の砲撃力合計16でダイスは4

損害は16だ!

ヘンダーソン基地の防御力は12だから、12+1=13で中破だ!!


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ヘンダーソン基地を裏返す。


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「五十鈴」と駆逐艦1ユニットで砲撃だ。


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砲撃力6だ。日本軍駆逐艦の攻撃力はルールブックp.12[5.3]夜戦ルールでは攻撃力を2倍にすることになっているが、それは魚雷によって2倍になるので、今回は砲撃だから2倍にできないものとする。

ダイスは4。損害は8<ヘンダーソン基地の防御力なので戦果なしだ。

残った駆逐艦で砲撃してもヘンダーソン基地に損害を与えられないので戦闘終了とする。

 

【5】第13ターン(1942/10/14 0000)

「金剛」「榛名」の砲撃が続く。


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ダイスは1

損害は20>ヘンダーソン基地防御力

なのでヘンダーソン基地は潰滅した!!


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日本軍の勝利確定だ!!

 

 

【7】勝敗の確認

ヘンダーソン基地を破壊したので日本軍の勝利だ。

 

【8】感想

「金剛」「榛名」によるヘンダーソン飛行場砲撃は日本軍にとっては大戦果だった。しかし海戦名がついていないしゲームになっている例は私は寡聞にして知らない。

ということで自作してみた。

 

今回作ってみたシナリオだと日本軍は2ターン砲撃すると確実に勝てるだろう。

歴史の追体験と砲撃戦ルールを覚えるためのシナリオにすぎない。

 

実際には、当時アメリカ軍がどこにどんな戦力で存在するか、日本軍はわかっていなかったので、ヒヤヒヤの進撃だったはずだ。

今後はそういった点も含めたシナリオに発展させてみたい。