Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

ASL Starter Kit #2 Scenario S14 88s AT ZONを 日本語に訳してみた

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MMP『ASL Starter Kit #2』(ASLSK#2)のScenario S14 88s AT ZONのシナリオカードの日本語訳をしてみた。

 

タイトルの日本語は『ソンの88mm砲』と言ったところだろうか。マーケットガーデン作戦でのソン橋近くをめぐる戦いだ。

 

A Grove of ASLにも和訳がある。

war.game.coocan.jp

http://war.game.coocan.jp/ASL/index.php?Scenarios%2FS%2F14%2088s%20AT%20Zon

 

HJ『マーケットガーデン作戦』(Operation Market-Garden)では、アイントホーフェン(Eindhoven)が、地図盤Ⅲのヘクス2008,2009,2010,2108,2109だ。

フェーヘル(Veghel)がヘクス3209だ。

ソン橋(Zon)はヘクス2308とヘクス2408を結ぶ所だ。

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登場するユニットは下の写真の通りで、ドイツ軍はZon橋北岸対空砲で攻撃力1、防御力1、移動力0だ。

アメリカ軍は第101空挺師団第506空挺連隊第1大隊と第2大隊で攻撃力2、防御力3、移動力5だ。
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GMT『Holland '44』だと、アイントホーフェン(Eindhoven)が、ヘクス2608,2707,2708だ。

フェーヘル(Veghel)がヘクス3810だ。

ソン橋(Zon)はヘクス3008とヘクス3108を結ぶ所だ。


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登場するユニットは下の写真の通りで、ドイツ軍はZon橋北岸対空砲で未確認ユニットではあるが、攻撃力1、防御力2、移動力0だろう。

アメリカ軍は第101空挺師団第506空挺連隊第1大隊と第2大隊で攻撃力4、防御力5、移動力3だ。


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シナリオ・デザイン:ジョン・ミシュコン & ジョー・サッチャー

 

1944917日、オランダ、ソン:マーケット=ガーデン作戦における第101空挺師団の任務は,アイントホーフェン(Eindhoven)北部からフェーヘル(Veghel)まで延びる15マイル(約24km)の幹線道路を確保することだった。ロバート=シンク(Robert Sink)大佐と彼が率いる第506連隊への命令は、ウィルヘルム運河をソン(Zon)で渡る主要な高速道路の橋梁を占領すること、そしてアイントホーフェンを確保することだった。彼の連隊は、良好な状態でソンシェ(Zonsche)の森の端に降下した。シンク大佐は、すぐにジェームズ=ラパレード(LaPrade's)少佐の第1大隊を、重要な橋梁奪取のためのレースに送り出した。そして第2、第3大隊もすぐにこれに続いた。「スクリーミング=イーグルス」隊の空挺部隊は、ソン村の北部周辺に至るまでほとんど抵抗に遭遇しなかった。

 

地図盤配置:地図盤wを使用。

 

勝利条件:アメリカ軍は、地図盤南端のF0-L0(当該へクスも含む)から、7VP以上を離脱させれば即座に勝利する。各分隊は2VP、各半個分隊は1VP、-2SMCは3VP、-1SMCは2VP、0と+1SMCは1VPとする。

 

バランス:

ドイツ:1挺のMMGをドイツ軍戦闘序列に追加。

アメリカ:7-0指揮官を第1ターンに登場するアメリカ軍に追加。

 

ターン記録表:

ドイツ軍が先に配置

アメリカ軍が先に移動

 

戦闘序列:

7航空師団,独立高射砲大隊の一部[ELR:3] ヘクス番号7以下に配置する。

4-6-7x2

4-4-7x4

2-3-7x1

2-2-8x2

8-1

7-0x2

LMGx2

AA 88Lx2

 

 

506空挺連隊、第1大隊の一部[ELR:5] 第1ターンまたはそれ以降にE10-H10(当該ヘクスを含む)から進入する。

7-4-7x4

8-1

BAZ 44

2大隊の一部  第2ターンまたはそれ以降にM10-P10(当該ヘクスを含む)から進入する。

7-4-7x7

9-2

9-1

MMG

BAZ 44 x2

 

特別ルール:

1.なし

 

結末:A中隊を先頭に第1大隊が村へ侵入した時、隠匿配置されていた重高射砲(伝説的なドイツ軍88mm砲)から砲火を浴びた。この88mm砲は、連合軍の爆撃機から橋梁を防御するために配置されていた幾つか砲のうちの一つだった。この脅威に対処するためにラパレード少佐の部隊の前進が中断し、ロバート=ストレイヤー(Robert Strayer's)中佐の第2大隊が、リチャード=ウィンタース大尉のE中隊を先頭に押し寄せた。第2大隊はすぐに、より多くの88mm砲が橋梁を防御していることを発見し、移動してそれらと交戦し始めた。そして,バズーガ砲と小火器で、一門一門高射砲を制圧していった。DとE中隊が、幹線道路の両側に沿って橋へ向けて前進を再開した。その側面を第1大隊の先遣部隊が援護した。だが全ては遅すぎた。米軍が運河まであと30ヤードに近づいた時、眼前でドイツ軍後衛部隊が橋を吹き飛ばした。橋梁の破片が、第506空挺連隊に雨のように降り注いだ。ストレイヤー部隊の援護射撃の下、第1大隊は、橋の残骸の中を抜けて運河を渡り、南側斜面を制圧し対岸に橋頭堡を確保した。工兵隊が仮設の人道橋を運河に構築したが、一度に数名しか渡れなかった。英軍架橋装備が到着するまで、この幅の狭い木製仮設橋がマーケット=ガーデン作戦の進撃路だった。