Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

ドイツアフリカ軍団まさかの結果!! K2P『ドイツ装甲軍団1』(ガザラの戦い)バトル・レポート(AAR)


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国際通信社の『ドイツ装甲軍団1』には「スモレンスク攻防戦」「マーケット・ガーデン作戦」「ガザラの戦い」の3本のゲームが同梱されている。

「ガザラの戦い」は1942年5月31日に始まった、ロンメル率いるアフリカ装甲軍による「ヴェネツィア作戦」をテーマにしている。

ユニット数が、枢軸軍17個、英軍19個の合計36個と少なく、短時間で楽しめるゲームだ。

 

初期配置

枢軸軍はわずか5個、連合軍は15個を配置する。



第1ターン(1942/05/26)

0216で英軍第7師団第7自動車化連隊退却

0211で英軍7師団第3インド自動車化歩兵連隊退却。

0807で英軍第50師団第150歩兵旅団壊滅。

 



第2ターン(1942/05/27)

ドイツ軍、ビル・エル・グビ(0621)占領。f:id:Haruichiban0707:20220619224830j:image

0619で英軍第5インド師団第9歩兵旅団壊滅。

0312で英軍第7師団第3インド自動車化歩兵連隊壊滅。

ビル・エル・ハルマート(0911)で英軍第5インド師団第29歩兵旅団壊滅。同町ドイツ軍占領。

1008で英軍第2SA師団第6歩兵旅団退却。


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第3ターン(1942/05/28-31)


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1218で英軍第7師団第7自動車化歩兵連隊壊滅。

1209で英軍第2SA師団第6歩兵旅団壊滅。

ビル・ハケイム(0309)で英軍第1FF歩兵旅団壊滅。同町陥落。

1310でドイツ軍第580偵察大隊退却。

1205でイタリア軍アリエテ師団第132機甲連隊退却。

1202でイタリア軍トレント歩兵師団が英軍を撃退した。

1501でイタリア軍サブラタ歩兵師団退却。

1801でイタリア軍パヴィア師団退却。

1318でドイツ軍第21装甲師団第5装甲連隊壊滅

両軍の損害

 

第4ターン(1942/06/01-06/04)

アクロマ(1711)ドイツ軍占領。

1309で接触

1501で英軍第1SA師団第1歩兵旅団退却。

1800でイタリア軍パヴィア師団退却。

1202でイタリア軍トレント歩兵師団壊滅。

1309で、ドイツ軍第21師団第3偵察大隊退却。

1217でドイツ軍第15装甲師団第8装甲連隊壊滅

第5ターン(1942/06/05-06/09)

枢軸軍はサドンデス勝利を狙ってトブルクへ急ぐ。

1102で英軍退却。

1309で接触

1101でイタリア軍アリエテ師団第8B自動車化歩兵連隊退却。

1501でイタリア軍サブラタ歩兵師団壊滅。

1700で接触

1517で英軍退却。

1717でドイツ軍第15装甲師団第33偵察大隊退却。

枢軸軍のサドンデス勝利はなくなった。



第6ターン(最終ターン)(1942/06/10-06/14)

1316で英軍第1師団第201G自動車化歩兵連隊壊滅。

1717で英軍第7師団第4機甲旅団退却。

1309で英軍第1師団第22機甲旅団壊滅。

1701でイタリア軍パヴィア師団壊滅。ベルサグリエリ師団退却。

 

1416で英軍退却。

1717でドイツ軍退却。

1100でイタリア軍アリエテ師団8B自動車化歩兵連隊壊滅。

 

両軍の損害



英軍 8点。

枢軸軍 9点。

 

トブルク攻略戦の準備

英軍が枢軸軍補給源を全て抑えたのでドイツ軍への連絡線はすべて封鎖されている。

英軍 8点。

 

町の支配

英軍 エル・アデム(1417) 3点。

枢軸軍 英軍が枢軸軍補給源を全て抑えたのでドイツ軍への連絡線はすべて封鎖されているので0点。

 

英軍19-枢軸軍9=10

 

英軍の勝利

 

感想

ドイツ軍は虎の子の2個装甲連隊を失ったのが大きかった。

またサドンデス勝利を求めてトブルクに向かい、自軍の補給源を守ることを忘れたのも大きかった。弱小のイタリア軍だけでは補給源を守れない。

枢軸軍は補給源を守りつつ、英軍陣地を攻撃し、あわよくばトブルクに向かわないといけない。作戦目的が複数あると戦力が分散してしまい、結局作戦目的を達成できなくなるが、今回はまさにその典型といっていい枢軸軍だった。

 

英軍はうまく守りきった。あやうく枢軸軍のサドンデス勝利になるところだったが、増援軍と協力して、単独で進撃してきたドイツ軍装甲部隊を撃破した。

ドイツ軍がイタリア軍と離れたところでイタリア軍と枢軸軍補給源に攻勢をかけたタイミングがよかった。

ユニット数が少なく、簡単にプレイできるゲームだが、どこにどのくらいの戦力を動かすか、非常に頭を使う好ゲームだ。