Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

WG『MERCURY | MARKET GARDEN』(MARKET GARDEN)バトル・レポート(AAR)


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『MERCURY / MARKET GARDEN』はWorthington Games社が2012年に発売したBattle Commandシリーズの一つで、ドイツ軍によるクレタ島降下作戦であるメルクール作戦と、マーケットガーデン作戦の2 in 1ゲームである。

 

どちらも100個以内のユニット数で、ルール・ブックも英語版でたったの4ページで、簡単にプレイできるゲームだ。

 

そのうちの『MARKET GARDEN』をプレイしてみた。

 

ルール概要は次の通りだ。

1ターン4インパルス。

インパルス内では、移動、戦闘、パスのいずれかを実施できる。

敵ZOCに入ったら停止。敵ZOCからの移動不可。

メイ・アタック。スタッキング制限は3個まで。

ドイツ軍はサイコロを振って橋を爆破できる。

航空支援や砲撃支援は、連合軍は各インパルスごとに実行できるが、ドイツ軍は1ターンに1回しか実行できない。

勝利条件は地図盤南端からアルンヘムまでイギリス第XXX(30)軍団が突破すれば勝利だ。

 

 

目次

  1. ■初期配置
  2. ■第1ターン(1944/09/17)
  3. ■第2ターン(1944/09/18)
  4. ■第3ターン(1944/09/19)
  5. ■第4ターン(1944/09/20)
  6. ■第5ターン(1944/09/21)
  7. ■感想

 

 

■初期配置

 

初期配置は決まっている。
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■第1ターン(1944/09/17)

 

●インパルスA

イギリス軍の降下は1ダメージ・ポイントf:id:Haruichiban0707:20221027223427j:image

第82空挺師団の降下も1ダメージ・ポイントf:id:Haruichiban0707:20221027223502j:image

第101空挺師団の降下は無傷f:id:Haruichiban0707:20221027223525j:image

●インパルスB

ドイツ軍の反撃でイギリス軍1st Air Landingが2ダメージ・ポイント。あと1ダメージ・ポイントで除去される。f:id:Haruichiban0707:20221027224051j:image

ドイツ軍によるVeghel橋爆破成功f:id:Haruichiban0707:20221027224419j:image

連合軍はSon橋とBoxmeer橋の奪取に成功。f:id:Haruichiban0707:20221027224524j:image

●インパルスC

イギリス軍1st Air Landing壊滅!!

イギリス軍第1空挺師団が危うい。

アメリカ軍がNijmegenを占領した。

●インパルスD

アメリカ軍第101空挺師団が、Eindhovenを占領した。


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■第2ターン(1944/09/18)

 

Nijmegenのアメリカ軍第82空挺師団第505連隊、イギリス軍第1空挺師団第1連隊が2ダメージ・ポイントを受けた!!


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イギリス軍とアメリカ軍第101空挺師団がEindhovenで手をつないだ。

早い!!
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アメリカ軍がGraveを占領した。


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ドイツ軍がアメリカ軍第82空挺師団第505連隊を除去し、Nijmegen奪還!!


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■第3ターン(1944/09/19)

 

アメリカ軍がOss占領。

ここは補給源になる重要なポイントだ。


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イギリス軍がNijmegen再奪還した。


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■第4ターン(1944/09/20)

 

アメリカ軍第82空挺師団第508連隊壊滅!!

ドイツ軍第9SS、第10SS装甲師団が壊滅した!!


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■第5ターン(1944/09/21)/strong>

 

Arnhem陥落!!

連合軍の自動的勝利だ!!


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ユニットを置いている部隊が壊滅した部隊だ。ドイツ軍は30ユニット中20ユニットを失った。
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イギリス軍空挺部隊は4ユニット中1ユニット、地上部隊は23ユニット中0

アメリカ軍は7ユニット中2ユニットを失った。

 

史実だとアルンヘムに到達できなかったイギリス軍が5日間でアルンヘムを占領したから大勝利だった。

 

■感想

 

ヘクスやユニットが大きく数が少ないし、ルール・ブックも英文でわずか4ページなので精密さがなさそうなゲームに一見すると見える。

確かにルールはシンプルで、細かいルールがない。各インパルスでやれることが限られているのでサクサクと進む。

プレイする上でのリズム感がスピーディーでとてもいい!!

それでいてマーケットガーデン作戦の雰囲気がよく表現されていると思う。

 

しかし、こんなに簡単に連合軍が勝っていいのか?

 

増援の空挺部隊はどこに降下するのか?

複数の地形がある場合は地形効果を合算するのか、大きい方にするのか?

第XXX軍団とその他の軍団をどこでどう区別するのか?

 

など、いくつかルール上の疑問があったが、以下にLiving Ruleがあり、そこに書いてあった。

http://talk.consimworld.com/WebX/.1dd5a637/65

ネットが普及していてよかった。

 

私がボード・シミュレーション・ウォー・ゲームをプレイしていた1980年代前半は『タクテクス』誌の正誤表しかなかったからなぁ・・・(遠い目)

 

Living Ruleを読むと、今回は連合軍が活性化しすぎたため、連合軍が強くなりすぎたようだ。

 

また、1ターンに1回しかできないこと、各インパルスごとにできること、各インパルスでそれを実施したら他ができないこと、が混乱するので整理が必要だ。それらを整理して、Living Ruleを採用して、もう一度プレイしてみたい。