ASL Scenario 1 FIGHTING WITHDRAWALのシナリオカードの日本語訳をしてみた。
ASLシナリオの和訳は、ネットを探すと、下記リンク先にもあるので、「今さら必要か?」とはなるが、自分で訳すことでシナリオ理解が進むので訳してみた。
この日本語訳は、MMP『Beyond Valor』3rd Editionを元にした。
誤訳もあると思うので、正しくプレイするには、オリジナルの英文シナリオを使用してください。
1941年9月2日、フィンランド、Terijoki、SESTRORETSK街道:
レニングラード南方に危機が訪れると同時に、1939年の冬戦争の失地を奪回するためにフィンランド軍は、国境を越えてなだれ込み、ソ連カレリア戦線を突破してきた。ソ連第23軍は、3週間以内に、手強いフィンランド軍の猛攻の前に崩壊した。ソ連軍の3連隊はSoltvalaで切断され、第198自動車化師団はKhitolaで罠にはまり、3個師団がVyborgで孤立した。大都市レニングラードの北方の楯は粉々に砕け散った。Sestra川沿いに新たな防衛線を築こうとする絶望的な試みが行われる中、町中の部隊に離脱と南方への退却の命令が出された。その部隊のうちの1つが、後衛を務める第131国境大隊だった。1530時、彼らは後衛部隊の任務からの解放と、自衛のために戦うことを命じられた・・・もし可能ならば・・・。
勝利条件:フィンランド軍はゲーム終了時に、地図盤南端から退出することで、ソ連軍より多くの VP (A26.2)を得ることによって勝利する。
バランス:
フィンランド:ゲームの長さを 8 ターンにする。
ターン記録表:
ソ連軍が最初に配置[98]
フィンランド軍が先に移動[240]
戦闘序列:
ソ連軍第131国境大隊の残り[ELR:3] V列とAA列の間に配置(V列AA列含む){SAN:7}
フィンランド軍第1猟兵大隊の一部[ELR:4] CC列以北に配置{SAN:2}
特別ルール:
- EC は乾燥しており(B25.5)、風向は東、風力は弱風。
- U6 と G2 の両建物には火炎(Blaze)カウンターがあり、最初の AFPh とその後のすべての AFPh で延焼する可能性がある。
- ソ連軍は弾薬減少(A19.131)に陥っている。
- ソ連軍は、初期隠匿配置(HIP(A12.3))を使用できる。初期隠匿配置数≦2個分隊相当(それとともに配置するSMC/SWを含む)。初期隠匿配置は、AA列以南のどこでも可能である。
結末:フィンランド第2軍団は、第1猟兵大隊を先頭に前進した。ボロボロになった国境大隊は140名の男女しか残っていなかった。彼らの後方では製パン所が燃え、町役場が燃え、弾薬が減少していた。しかし、若い士官たちは、新たに確立された防衛線に到達するため、丘に向かって撤退戦闘を組織した。ソ連軍は2個の防衛隊で蛙跳び防衛線を作り、フィンランド軍は3時間にわたって街道で彼らを苦しめた。日暮れ時には、フィンランド軍は、丘の向こう側の湿地帯に到達した。2日間の戦闘の後、わずか24人のソ連軍の生存者はSestraの海軍旅団の戦線に偶然にも到着した。