Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

ASL Scenario 1 FIGHTING WITHDRAWAL 日本語に訳してみた


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ASL Scenario 1 FIGHTING WITHDRAWALのシナリオカードの日本語訳をしてみた。

ASLシナリオの和訳は、ネットを探すと、下記リンク先にもあるので、「今さら必要か?」とはなるが、自分で訳すことでシナリオ理解が進むので訳してみた。

 

war.game.coocan.jp

 

bojptapp.hatenablog.com

 

この日本語訳は、MMP『Beyond Valor』3rd Editionを元にした。

誤訳もあると思うので、正しくプレイするには、オリジナルの英文シナリオを使用してください。

 

194192日、フィンランドTerijokiSESTRORETSK街道:

レニングラード南方に危機が訪れると同時に、1939年の冬戦争の失地を奪回するためにフィンランド軍は、国境を越えてなだれ込み、ソ連カレリア戦線を突破してきた。ソ連第23軍は、3週間以内に、手強いフィンランド軍の猛攻の前に崩壊した。ソ連軍の3連隊はSoltvalaで切断され、第198自動車化師団はKhitolaで罠にはまり、3個師団がVyborgで孤立した。大都市レニングラードの北方の楯は粉々に砕け散った。Sestra川沿いに新たな防衛線を築こうとする絶望的な試みが行われる中、町中の部隊に離脱と南方への退却の命令が出された。その部隊のうちの1つが、後衛を務める第131国境大隊だった。1530時、彼らは後衛部隊の任務からの解放と、自衛のために戦うことを命じられた・・・もし可能ならば・・・。

 

勝利条件:フィンランド軍はゲーム終了時に、地図盤南端から退出することで、ソ連軍より多くの VP (A26.2)を得ることによって勝利する。

 

バランス:

フィンランド:ゲームの長さを 8 ターンにする。

ソ連ソ連軍は弾薬不足に陥らない。

 

ターン記録表:

ソ連軍が最初に配置[98]

フィンランド軍が先に移動[240]

 

戦闘序列:

ソ連軍第131国境大隊の残り[ELR:3] V列とAA列の間に配置(V列AA列含む){SAN:7}

フィンランド軍第1猟兵大隊の一部[ELR:4] CC列以北に配置{SAN:2}

 

特別ルール:

  1. EC は乾燥しており(B25.5)、風向は東、風力は弱風。
  2. U6 と G2 の両建物には火炎(Blaze)カウンターがあり、最初の AFPh とその後のすべての AFPh で延焼する可能性がある。
  3. ソ連軍は弾薬減少(A19.131)に陥っている。
  4. ソ連軍は、初期隠匿配置(HIP(A12.3))を使用できる。初期隠匿配置数≦2個分隊相当(それとともに配置するSMC/SWを含む)。初期隠匿配置は、AA列以南のどこでも可能である。

 

結末:フィンランド第2軍団は、第1猟兵大隊を先頭に前進した。ボロボロになった国境大隊は140名の男女しか残っていなかった。彼らの後方では製パン所が燃え、町役場が燃え、弾薬が減少していた。しかし、若い士官たちは、新たに確立された防衛線に到達するため、丘に向かって撤退戦闘を組織した。ソ連軍は2個の防衛隊で蛙跳び防衛線を作り、フィンランド軍は3時間にわたって街道で彼らを苦しめた。日暮れ時には、フィンランド軍は、丘の向こう側の湿地帯に到達した。2日間の戦闘の後、わずか24人のソ連軍の生存者はSestraの海軍旅団の戦線に偶然にも到着した。