Advanced Squad Leader(ASL)の『Beyond Valor』最初のシナリオ「FIGHTING WITHDRAWAL」をプレイしてみた。
直訳すると、「戦いながらの撤退」と言ったところか。
シナリオの日本語訳はこちらだ。
今回は、ソ連軍は、遅滞戦術を意識して兵力を残しながら南端に逃れることを重視した戦術をとってみる。
果たして、今回はどうなるだろうか?
目次
■初期配置
AA列に隠蔽マーカーを配置したがダミーである。
隠蔽マーカーのスタッキングの山にならないよう、Cloaking Display を使った。NNに配置してある2個分隊は初期隠匿配置でY2に置いた。
■第1ターン(1941/09/02)
フィンランド軍のDD4からの射撃でAA6の隠蔽マーカーが除去された。
CC6,CC7からの射撃でAA8の隠蔽マーカーが除去された。
CC4,CC5からの射撃はAA4の隠蔽マーカーに影響を与えなかった。
フィンランド軍Y分隊がAA8に移動したところにソ連軍3個分隊と軽機が臨機射撃する。
軽機故障!
残留火力12だ。
フィンランド軍E,I分隊がAA9,Y9へ移動しZ8を包囲した。
Z8のソ連軍がAA9,Y9,AA8をそれぞれ最終射撃するが、効果なし。
Y9からフィンランド軍が前進射撃するが効果なし。AA8,AA9からも射撃する。包囲状態だ。
混乱状態の2個分隊は二階に潰走した。
白兵戦だ。不意打ちは起こらなかった。
フィンランド軍18-4→4-1
ソ連軍は隠蔽マーカーを載せて移動した。
Z8h0からZ8h1へフィンランド軍が射撃する。
フィンランド軍がAA4を射撃し、隠蔽マーカーが除去された。
AA2を射撃し、隠蔽マーカーが除去された。
AA列のソ連軍隠蔽マーカーが全てなくなった。
Z5を射撃したが効果なし。中機故障!
両軍の損害は、ソ連軍は1.5個分隊(11)、フィンランド軍は1個分隊(15)のだ。
■第2ターン
フィンランド軍はZ5を射撃する。
隠蔽マーカーが除去され、1個分隊混乱状態になった。
フィンランド軍がZ5にCC3, CC4, CC5から集中射撃する。
指揮官が混乱状態。1個分隊壊滅。1個分隊損耗。1個分隊クラス上昇して混乱状態。
ソ連軍の残余部隊は南に向かって移動する。
フィンランド軍がW1を射撃したが効果なし。
Z5への射撃は2MC
クラス上昇した分隊が降伏した。
フィンランド軍がX5を射撃するが、ソ連軍指揮官は士気チェックに成功した。
両軍の損害は、ソ連軍は4.5個分隊(33)、フィンランド軍は1個分隊(15)の損害だ。
■第3ターン
フィンランド軍が次々と南下する。
フィンランド軍がY5に移動したとき初期隠匿配置していたソ連軍2個分隊が、Y4から臨機射撃だ。
発見していなかった初期隠匿配置部隊が姿を現したのでフィンランド軍が囲む。
ソ連軍はZ4を連続臨機射撃する。フィンランド軍1個分隊混乱状態になった。
ソ連軍はZ3に緊防御射撃する。
フィンランド軍はY4を射撃する。
X3からの射撃は軽機故障。
Z4,Y5からの射撃は包囲状態になり、結果はNMC。1個分隊が混乱状態になった。
フィンランド軍によるX5への射撃は効果なし。
Y4の白兵戦は不意打ちはなし。フィンランド軍18-4→4-1
ソ連軍は4-6→1-2
ソ連軍の戦闘継続能力チェックでELRが1下がった。
両軍の損害は、ソ連軍は5.5個分隊(41)、フィンランド軍は1個分隊(15)の損害だ。
ソ連軍は南下を続ける。
ソ連軍指揮官一人はY8にいる混乱状態の部隊の回復に向けて移動する
ソ連軍指揮官一人はY8にいる混乱状態の部隊の回復に向けて移動する。
両軍の損害は、ソ連軍は5.5個分隊(41)、フィンランド軍は1個分隊(15)の損害だ。
■第4ターン
Y8h1でGorishny軍曹がO分隊と半減したN分隊と合流した。
「Gorishny軍曹、来てくれたのですね!見捨てられたかと思いました。」
「当たり前だ。見捨てるわけないだろう。同志諸君。これから南に向けて脱出するぞ。」
再会を喜ぶ暇もなく、Y4, Y5から激しいフィンランド軍の射撃が降り注いだ。
Gorishny軍曹が混乱状態になった。O分隊は半減した。N分隊は激しい怒りに燃え、フィンランド軍に向かって突き進む。(狂暴化した)
フィンランド軍がY7やZ7へ移動する。
Y7への臨機射撃は釘付け。
両軍の損害は、ソ連軍は6.5個分隊(48)、フィンランド軍は1個分隊(15)だ。
ソ連軍はどんどん南下して退出を急ぐ。
フィンランド軍がY8h1に猛烈な射撃をする。
Gorirshny軍曹は戦死した。
狂暴兵も全滅した。
両軍の損害は、ソ連軍は7個分隊(51)、フィンランド軍は1個分隊(15)だ。
南端からの脱出レースはソ連軍が少し先を進んでいる。
■第5ターン
フィンランド軍は南下を急ぐ。
ソ連軍が14個分隊中6個壊滅1個捕虜1個混乱状態なので残り6個分隊を南端から退出可能だ。それに対してフィンランド軍は3個分隊しか可能性がない。
隠蔽マーカーXの退出を阻止するために、Rakunna軍曹率いる2個分隊が開豁地だが停止する。ソ連軍隠蔽マーカーがH列を突破するのを防ぐ構えだ。
ソ連軍隠蔽マーカーRが退出に成功した。
ソ連軍隠蔽マーカーXは動かない。
フィンランド軍がH4からI3を射撃するが効果なし。
火災の延焼がどんどん広がる。
両軍の損害は、ソ連軍は7個分隊(51)、フィンランド軍は1個分隊(15)だ。
■第6ターン
フィンランド軍は急速歩移動を使って南下を急ぐ。
I3 のソ連軍の隠蔽マーカーが除去された。
混乱状態になった2個分隊は潰走しようとして阻止射撃にあい壊滅した。
I3の白兵戦は不意打ちなし。
フィンランド軍12-4→3-1
ソ連軍4-6→1-2
ソ連軍もフィンランド軍もELRが落ちた。ソ連軍のELRは1、フィンランド軍は3だ。
■第7ターン(最終ターン)
フィンランド軍は急速歩移動をして必死に前進したが、火災や南端にある建物に阻止され退出できなかった。
■勝利条件の確認
ソ連軍が南端から3個分隊を退出させたのに対してフィンランド軍は1個分隊しか退出できなかったのでソ連軍の勝利!!
■感想
ソ連軍は犠牲が大きかったが遅滞戦術が成功した。
ソ連軍は14個分隊と3人の指揮官のうち、指揮官2人戦死、9個分隊が壊滅した。1個分隊が混乱状態で1個分隊が捕虜となり、3個分隊が退出した。
フィンランド軍は3人の指揮官と16個分隊があったが2個分隊が壊滅した。14個分隊のうち1個分隊だけ退出した。
フィンランド軍はもっと急速歩移動を使っていたら勝利できたかもしれない。
移動するか、戦うか、姿を現すか、じっと我慢するか、考えさせられる好シナリオだ。