Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

ASL Starter Kit #1 Scenario S1 RETAKING VIERVILLEを 日本語に訳してみた


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MMP『ASL Starter Kit #1』(ASLSK1)のScenario S1 RETAKING VIERVILLEのシナリオカードの日本語訳をしてみた。

 

シナリオ・タイトルの日本語は『ヴィエルヴィル奪回』あるいは『ヴィエルヴィルの反撃』といったところだろうか。

 

Google mapではViervilleはこちらだ。

 

 

 

A Grove of ASLにも和訳がある。

war.game.coocan.jp

 

誤訳もあると思うので、正しくプレイするには、オリジナルの英文シナリオを使用してください。

 

シナリオ・デザイン:ジョン D. ジョンソン

 

194467日、 Vierville、フランス:D+1日、第101空挺師団は、自身が二重の困難に巻きこまれたことに気づいた。一つは、コンタンティン半島に散らばった部隊を統合することだ。もう一つは、アメリカ軍をユタ海岸に上陸させるために、しっかりと東の境界線を確保することだ。Vierville、そこはユタ海岸から約2-3マイル(3.2kmから4.8km)内陸にあり、Dデイにアメリカ軍部隊によって解放された。Viervilleを通る南西の道は、ユタ海岸からドイツ軍のSt. Come du Montの拠点に通じているため、Viervilleは交通の要所であった。6月7日の朝、第506パラシュート歩兵連隊第2大隊の一部は、Viervilleをほぼ空にして、ViervilleからSt. Come du Montに向けて移動した。ドイツ軍は、この機会に、St. Come du Montへの道を断つべく、Viervilleへの反撃を開始した。

 

地図盤配置:地図盤yを使用。(A列-V列の間だけ使用)

 

勝利条件: アメリカ軍はゲーム終了時に、N5, N6, M4, L3の建物内に、統制状態のドイツ軍ユニットがいない場合、勝利する。

 

バランス:

アメリカ:勝利条件に必要な建物からL3を除く。

ドイツ:増援として第3ターンに5-4-8分隊1個を追加する。

 

ターン記録表:

アメリカ軍が先に配置

ドイツ軍が先に移動

 

戦闘序列:

アメリカ軍

101空挺師団第506パラシュート歩兵連隊第1大隊の一部[ELR5]

道路ヘクスN3, N4, M5, L5それぞれに1MMCずつ配置する。

7-4-7 3

3-3-7

8-1

 

第1ターンに北端から登場する。

7-4-7 3

8-1

 

第2ターンに北端から登場する。

7-4-7 2

8-0

 

第3ターンに北端から登場する。

7-4-7 2

3-3-7 2

9-2

 

ドイツ軍 

1058擲弾兵連隊の一部[ELR:3] 第1ターンに東端から登場する。

4-6-7 3

8-1

 

919擲弾兵連隊の一部 第1ターンに西端から登場する。

4-4-7 3

7-0

 

6降下猟兵連隊の一部 第2ターンに東端から登場する。

5-4-8 3

9-1

 

6降下猟兵連隊の一部 第3ターンに東端から登場する。

5-4-8 2

9-1

 

 

特別ルール:

 なし

 

結末:

第506パラシュート歩兵連隊第1大隊の小部隊がViervilleに急行しドイツ軍との戦いに投入した。戦況は、各軍の増援により何度も変化した。結局、アメリカ軍の空挺部隊の火力と決断力がドイツ軍を圧倒し、厳しい戦いの末にドイツ軍によるViervilleの一時的な支配から解放した。