Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

水際防御戦術は大失敗!『ASL Starter Kit #1』「WAR OF THE RATS」バトル・レポート(AAR)



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Advanced Squad Leader Starter Kit #1(ASLSK1)のシナリオであるS2「War of the Ratts」をプレイした。

シナリオ和訳はこちら

haruichiban0707.hatenablog.com

直訳すると、「鼠の戦争」と言ったところか。

こちらによると、ディヴィッド・L.ロビンズ『鼠たちの戦争』新潮文庫の英文タイトルが『War of The Rats』だそうだ。

https://yuishika.hatenablog.com/entry/2020/06/08/173000

 

勝利条件は、6ターン終了時に、F8,L6,O6の建物をドイツ軍が占領することだ。

 

地図盤zのA列からP列を使用する。

 

果たして、どうなるだろうか?

目次

  1. ■初期配置
  2. ■第1ターン(1942/09/26)
  3. ■第2ターン
  4. ■第3ターン
  5. ■第4ターン
  6. ■第5ターン
  7. ■第6ターン(最終ターン)
  8. ■勝利条件の確認
  9. ■感想

■初期配置

白ダイスから青ダイスのヘクス列と、白ダイスから黒ダイスのヘクス列の北がドイツ軍、南がソ連軍の配置ヘクスだ。
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■第1ターン(1942/09/26)

●ドイツ軍プレイヤーターン

ドイツ軍の準備射撃でソ連軍最前線が混乱状態になった。
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ソ連軍プレイヤーターン

J3でドイツ軍4-6-7分隊が損耗した。
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■第2ターン

●ドイツ軍プレイヤーターン

F8の建物を守るソ連軍は5個分隊が混乱状態だったが、そのうち1個分隊しか回復しなかった。

 

ドイツ軍がF8の建物に迫る。

ソ連軍必死の臨機射撃は効果がない。
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F8の建物にいたソ連軍がほぼ壊滅した。


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ソ連軍プレイヤーターン

ソ連軍の増援drは6。増援は来ない。

F8の建物はほぼドイツ軍が制圧した。
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■第3ターン

●ドイツ軍プレイヤーターン


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ソ連軍プレイヤーターン

ソ連軍の増援drは2なので増援が到着する。

ドイツ軍はF8の建物を占領して安心してがら空きにしてしまった。

そこをソ連軍が臨機射撃の死角となるA10から進入してきた。


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F8の建物をソ連軍が奪還した!


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■第4ターン

●ドイツ軍プレイヤーターン

ドイツ軍が勝利条件建物に迫る。


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ドイツ軍はF8を再奪取した。

L6の建物も占領した。

あとはO6の建物だけだ。


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ソ連軍プレイヤーターン


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■第5ターン


●ドイツ軍プレイヤーターン


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ソ連軍プレイヤーターン


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■第6ターン(最終ターン)


●ドイツ軍プレイヤーターン

ソ連軍はわずか半個分隊しか統制状態のユニットがいないのでドイツ軍は全部隊が前進する。


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O6の白兵戦

ソ連軍による不意打ち成功したがソ連軍の攻撃は失敗した。

ドイツ軍の反撃でソ連軍壊滅


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ソ連軍プレイヤーターン

ソ連軍は全部隊を失ったので終了

 

■勝利条件の確認

 

勝利条件の建物ヘクスをドイツ軍が全て占領したのでドイツ軍の勝利だ。

 

■感想

今回、ソ連軍はドイツ軍の前進を道路で防ぐための配置をしたが、これが大失敗だった。

最初のドイツ軍の準備射撃でほぼソ連分隊が壊滅してしまったからだ。

いわば島嶼戦やD-Dayにおける水際防御作戦だった。

激しい艦砲射撃や空襲で防御部隊が壊滅してしまい結果的に上陸を許してしまったようなものだ。

 

ソ連軍は一歩後退して配置するのが正解だろう。

それでも強力なドイツ軍を防ぎきれるか疑問だが、今回のように最前線に配置して準備射撃で壊滅するより、戦えると思う。

 

ドイツ軍は建物を占領しても最終ターンまで占領し続けないといけないので、部隊の移動には注意を要する。今回、がら空きにしてしまったので再度奪還に向かわないといけなかった。要注意だ。

 

このシナリオも何度もプレイしたくなる面白いシナリオだ。