Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

シミュレーションゲームマガジン タクテクス TACTICS 第69号(1989/8/1)


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タクテクス』(TACTICS)第69号(1989/8/1)を読んでみた。

特集は「時代はM・P・G」M・P・Gとはマルチ・プレイヤーズ・ゲームの略だ。

 

付録ゲームは<3W>の『アルデンヌをこえて』(Race to the Meuse)

表紙は、エンパイアのSPI版マップにパッケージをあしらったものだ。

 

目次は次の通り


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シミュレーションウォーゲームの人気が落ちてきて、出版点数が減って、マルチプレイヤーズ・ゲームやRPGが増えてきた市場動向が広告にも記事にも現れてきている。

 

p.50 ゲーム千一夜 第3回 ライバルたちーその1 和久尊

SPI社の紹介とバトルライン社の紹介記事だ。

私の好きなアバロンヒル・ゲームの多くがバトルライン社から来ているのに少し驚いた。

 

p.72 現代海戦戦術入門 最終回 潜水艦戦と対潜水艦戦 瀬戸利春

図が多く少ないページ数でとてもわかりやすい解説をしている。

 

p.76 戦国時代の戦略と戦術 軍事的に見た戦国史 第13回 桶狭間の合戦(6) 福田誠

いよいよ桶狭間合戦のクライマックスだ。

戦況図がわかりやすいし、説得力がある。

 

p.78 第二次欧州大戦 戸島毅

ポーランドソ連軍が攻め込んできた。ポーランド戦後の和平案については知らないことが多く興味深い。

 

p.84 古今東西珍本閑談 その9 Second World War Posters 黒澤慶助

今回は第二次世界大戦中のポスターだ。勝った側は余裕があるせいか、「性病に注意!」とか「緑の野菜を食べよう」などだそうだ。負けた側の「進め一億火の玉だ!」の類のポスターと比べると温度感がある。

 

p.86 リーダーズコミュニケーション

戸島毅氏による連載『第二次欧州大戦』のゲルニカをめぐる議論(一般市民の殺傷を狙った戦略爆撃か軍事目標を狙った戦術爆撃か)が続いている。