AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)シナリオ26「女王襲撃作戦」(Assault on a Queen)をプレイしてみた。
採用されたルールは、124.王族、125.第3レベル建物だ。125.第3レベル建物ルールは、「その他・・・常識的な変更を除いて、すべて通常通り使用します。」となっている。段々、ルールを書くのが面倒になってきたのだろうか(笑)
ドイツ軍は王族を捕らえ西端以外から盤外に出れば勝利。オランダ軍はそれを阻止するか西端から王族を脱出させると勝利。
目次
■初期配置
天候 晴天
環境条件 高湿度
風向 北西から南東
風力 強風
■第1ターン(1940/05/11)
ドイツ軍が北、東、南から王宮に進入してきた。オランダ軍がドイツ軍1個分隊を戦闘不能にしたが、宮城への進入を許した。
オートバイやサイドカーの機動力は、道路がある限り最速だ。
「宮城内中央部二階には王族がいません!」宮城に進入したWetzelberge部隊からの報告がドイツ軍指揮官Greup大尉に入った。
Greupは「よく探せ!宮城の東側をTienhamのチームが探せ。Slitesチームはあの高い塔(6J8)を探せ!」と指示を出した。
風向 南西から北東
風力 強風
■第2ターン
風向 南東から北西
風力 強風
宮城の東側にTienhamとGreupのチームが向かう。Slitesチームは高い塔(6J8)にバイクにまたがって向かう。
6M6の白兵戦は混戦状態
風向 東から西
風力 強風
■第3ターン
風向 南東から北西
風力 強風
6O3でオランダ軍1個分隊壊滅
「塔(6K9)に王族発見!!」Slitesのチームから連絡が入った。
「撃つなよ。慎重に!」Greupが指示する。
アメリカ軍の隠蔽マーカー(?)が王族だ。
風向 北東から南西
風力 強風
6M6の白兵戦でドイツ軍1個分隊壊滅
■第4ターン
風向 北東から南西
風力 強風
6M6の白兵戦は混戦状態
6N4の白兵戦でドイツ軍指揮官Tienham、2個分隊壊滅。オランダ軍もGlanklerと1個分隊が相撃ち!!
6K9の白兵戦でもドイツ軍1個分隊、オランダ軍1個分隊相撃ち
風向 南西から北東
風力 強風
オランダ軍は50%の分隊を失い、残り3個分隊。増援はまだ来ない。
ドイツ軍は33%の分隊を失い残り6個分隊
6M6の白兵戦はまだ混戦状態が続いている。
■第5ターン
風向 西から東
風力 強風
6M6の白兵戦でオランダ軍C分隊がついに壊滅。しかしドイツ軍2個分隊と相撃ちになった。
風向 南西から北東
風力 強風
オランダ軍は67%の分隊を失い、残り2個分隊。
ドイツ軍も67%の分隊を失い残り3個分隊
オランダ軍の増援が登場した。
オランダ軍は10個分隊に増えた。
■第6ターン
風向 南西から北東
風力 微風
6Q7でオランダ軍1個分隊壊滅
風向 東から西
風力 微風
ドイツ軍Greup大尉がこの状況でパニックを起こして戦闘不能になった。
オランダ軍が王族救援に向けて、塔(6K9)に向かう。
3W10のドイツ軍1個分隊脱出不能のため壊滅
3W10の白兵戦でドイツ軍指揮官脱出Slites戦死
6K10の白兵戦はオランダ軍がドイツ軍の3倍だが混戦状態になった。
■第7ターン
風向 東から西
風力 無風
ドイツ軍は指揮官Greupに、「味方はあと2個分隊です。オランダ軍は9個分隊です。王族確保は難しいかと思いますがどうしますか?」と部下達がたずねる。混乱しているGreupは「何とかなるはずだ。応戦しろ!」としか言わない。
6K10の白兵戦でドイツ軍1個分隊壊滅!!
残り1個分隊!
オランダ軍は9個分隊だ。
風向 南西から北東
風力 無風
■第8ターン
風向 南東から北西
風力 無風
Greupは宮城に立てこもって戦うことを選んだ。
風向 北東から南西
風力 無風
オランダ軍Reich大尉が王族を連れて地図盤西へ移動を開始した。
■第9ターン
風向 西から東
風力 無風
ドイツ軍Greupは王族を追うためにバイクやサイドカーに乗り込んだ。
風向 南東から北西
風力 無風
■第10ターン
風向 東から西
風力 無風
サイドカーに乗ったGreupは王族を追い、白兵戦を挑む。
しかし、オランダ軍指揮官Reidの巧みな白兵戦指揮により、ドイツ軍分隊、指揮官壊滅!!
風向 南西から北東
風力 無風
オランダ軍は王族を地図盤西から脱出成功のため勝利
■感想
今回、オランダ軍C分隊が白兵戦でドイツ軍を壊滅させたのが大きかった。
あと1ターン、オランダ軍増援が遅かったら、オランダ軍の勝利はなかっただろう。
『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズとしてはシチュエーションといい勝利条件といい、変わったシナリオだ。
このシリーズでいろいろな史実を再現できる可能性を示した異色シナリオだと思う。
例えば、五・一五事件や二・二六事件や、オットー・スコルツェニーによるムッソリーニ救出作戦や『日本の一番長い日』なども再現できるだろう。