英雄開発事業団の『独ソ戦1941』(GERMAN-SOVIET WAR 1941)を入手した。
こちらで販売していた。
デザイナーは九条まさはる氏。
ゲームの紹介記事はこちらだ。
haruichiban0707.hatenablog.com
前回のバトルレポートはこちらだ
haruichiban0707.hatenablog.com
【0】初期配置
前回、地形の影響で、ドイツ軍装甲部隊がなかなか前進できなかった。
地図をもう一度よく見ると、南方は平地が多く、装甲部隊の機動力を活かせそうな地形である事に気づいた。
そこで今回は、南方軍集団に3個装甲軍を集中し、最終目標をスターリングラードに(1802)(赤いダイスを置いたヘクス)にしてみる。
[2023/06/12追記]
本ゲームのルールでは、ルーマニアに配置出来る国防軍の数に制限があるが、今回は、南方軍集団に装甲部隊を集中させた仮想戦としてプレイしてみた。
史実だとドイツ軍は1942年に南方を主目標にして攻め込みましたが、1941年のバルバロッサ作戦の最初から、南方を主目標にした仮想戦です。
果たしてどうなるだろうか?
【1】第1ターン(1941/6)
ドイツ軍はソ連軍3個軍を壊滅させた。
カウナス(0512), ビーウィストク(0713), ブレスト(0814), キシナウ(1613)の4個の町をドイツ軍が占領した。
ソ連軍はビーウィストク(0713)を奪還した。
トゥーラ(1005)からチェルカッスイ(1510)に鉄道輸送して南方に薄い戦線を張る。
後で気づいたが、鉄道輸送は都市と都市の間だけだ。チェルカッスイ(1510)は町なので本当は鉄道輸送できなかった。
【2】第2ターン(1941/7)
ドイツ軍がダウガフピルス(0509)占領。
ドイツ軍がビーウィストク(0713)を再占領した。
ドイツ軍がリヴィウ(1114)、キーウ(1211)、チェルカッスイ(1510)、オデーサ(1712)、ドゥブノ(1113)占領。
1215のソ連軍第11狙撃兵軍団はドイツ軍ハンガリー軍を撃退した。
ドイツ軍がソ連軍6個軍団を壊滅させた。
オデーサ(1712)でソ連軍第12狙撃兵軍団(3-3)が全滅した。
ソ連軍は少ない部隊をかき集めて何とかしようとする。
【3】第3ターン(1941/8)
ドイツ軍はハルキウ(1507)を占領した。
ドニエプロ・ペトロフスク(1709)、ミンスク(0811)、リガ(0310)を攻撃する。
リガ(0310)、ミンスク(0811)、ドニエプロ・ペトロフスク(1709)をドイツ軍が占領した。
ソ連軍は精鋭第11狙撃兵軍団(3-3)をふくむ5個軍団を失った。
ソ連軍は12個軍の増援がやってきた。
ソ連軍は薄い防衛線を張る。
【4】第4ターン(1941/9)
ドイツ軍北方軍集団の第2装甲軍がタリーニン(0109)を占領しレニングラード(0206)に迫る。
南方軍集団はオリョール(1206)とスターリノ(1706)を包囲した。
レニングラード(0206)陥落!!
1/6の確率でドイツ軍装甲軍壊滅の可能性があったが、ドイツ軍はダイス運に救われた。
スモレンスク(0808)攻防戦はソ連軍第26狙撃兵軍団(2-3)がドイツ軍第16歩兵軍団を撃退した。
オリョール(1206)包囲戦は、守るソ連軍第20狙撃兵軍団が壊滅した。
スターリノ(1706)包囲戦は、ソ連軍第10狙撃兵軍団(2-3)が壊滅し、ドイツ軍が占領した。
現在ドイツ軍は9都市10点を得ている。
ソ連軍は北方では湿地帯と川に移動を阻まれる。南方でも川に移動を阻まれる。次ターンに、ノヴゴロド(0407)、ロストフ(1905)をみすみすドイツ軍に渡すことになりそうだ。
トゥーラ(1005)郊外でソ連軍がドイツ軍第1装甲軍団を包囲して反撃する。
9対6すなわち1対1。
ダイスは・・・1!!
AE!!攻撃側全滅だ。
戦闘後前進は、ルール8.6によると防御側が元いたヘクスに対してできるので、攻撃側が元いたヘクスにはできないので、トゥーラ(1005)は空になった。
この時気づいたが、ドイツ軍装甲軍団はスターリングラード(1802)を目的地にしていたのに北方に旋回してモスクワ(0804)に向かってしまっていた。
ソ連軍は5個軍団を失った。
【5】第5ターン(1941/10)
ドイツ軍がノヴゴロド(0406)、トゥーラ(1005)、ロストフ(1905)、そして空っぽだったモスクワ(0904)を占領した。
カリーニン(0704)でソ連軍第43狙撃兵軍団がドイツ軍第2装甲軍団を撃退した。
スモレンスク(0808)ではソ連軍第26狙撃兵軍団が壊滅した。
ソ連軍は4個軍団を失った。
ドイツ軍は13都市15点を獲得している。
ソ連軍がオリョール(1206)を奪還した。
ヴォロネジ(1404)、スターリングラード(1802)防衛
ソ連軍は、ジューコフ指揮の下、モスクワ(0904)包囲奪還作戦を開始した。
戦力比は8対6つまり1対1!!
大都市なので2列左にシフトして1対3!!
2/3の確率でソ連軍は壊滅する。
ダイスは・・・1!!
ソ連軍4個軍団壊滅!!
ドイツ軍は14都市16点獲得している。
あと一カ所占領するとドイツ軍の勝利だ。
【6】第6ターン(1941/11)
ドイツ軍はセバストポリ(2012)占領。
ドイツ軍がカリーニン(0704)、オリョール(1206)をドイツ軍が占領した。
ドイツ軍はスターリングラード(1802)にあと2ヘクス(200km)に迫った。
ソ連軍はアルハンゲリスクへの突破を防ぐのとヴォロネジ(1404)とスターリングラード(1802)の防衛を図る。
ドイツ軍は16都市18点獲得
ソ連軍は3個軍団を失った。
【7】第7ターン(1941/12)(最終ターン)
ドイツ軍の勝利は確実なので無理をしない。
【8】勝利条件の確認
①2点の都市 4点
レニングラード、モスクワ
②1点の都市 14点
タリーニン、リガ、ノヴゴロド、ミンスク、スモレンスク、トゥーラ、オリョール、キーウ、ハルキウ、スターリノ、ドニエプロ・ペトロフスク、オデーサ、ロストフ、セバストポリ
③突破 0点
合計 18点
ドイツ軍の勝利~~~!!
史実のバルバロッサ作戦の当初の目的だったレニングラード、モスクワを占領した。当初の目的地だったスターリングラードにもあと一歩と迫った。大ゲルマン民族の東方への生活圏拡大というヒトラーの野望が達成されたのだった。
【9】感想
ソ連軍がモスクワにユニットを置かず簡単に明け渡してしまったのは、増援をモスクワに置くためだったが、悪手だった。
前回、中央軍集団によるモスクワへの進撃は、湿地帯に阻まれて思うように進まないのを学び、今回は、南方から攻め込んだが正解だった。
レニングラード(0206)をあっさり占領したのはダイス運がよかった。
スターリングラード(1802)を目指していた2個装甲軍団がいつの間にかモスクワに向かってしまったのは我ながら笑ってしまう。
モスクワに向かわずあくまでスターリングラード(1802)を目指していたらどうだったろうか?
ソ連軍は増援の数は多いがアントライド・システムなので最初に戦うまで戦力がわからない。今回、重要拠点を守っていたのがわずか戦力1ということが多発し大敗した。
モスクワ奪回作戦もそれで失敗した。
少ないユニット数、マップの大きさ、ドイツ戦車軍団に近いシンプルなルールで、独ソ戦をうまく表現したいいゲームだと思う。
何度も繰り返しプレイしたくなる好ゲームだ。