Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

アバロンヒル ドイツアフリカ軍団ソロプレイ

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『ドイツアフリカ軍団』(Afrika Korps)の箱

 このブログをきっかけにして、アバロンヒル 『ドイツアフリカ軍団』(Afrika Korps)を譲っていただきました。

 到着して箱を開けてみて、まず驚いたのは、マップの大きさに比べてのユニット数の少なさ。なんと枢軸軍が33個、連合軍が66個の合計たったの99個。

 

 早速、ルールを読んでソロプレイしてみました。

 初期配置してみたら、写真のような感じ。

 広大な地図盤に、島のようにポツンポツンと浮かんだ島のようだ。

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 これでは戦線を作れないし、これでどう戦うといいのだろうか?

 

 まずは枢軸軍の移動。まずはベンガジ攻略を狙う。といっても敵のZOCに入ると止まらなければいけないし急斜面があってベンガジを包囲できない。これだけで攻略できるかなぁ。あ、攻撃するために兵站ユニットがないといけないから攻撃ユニットの後ろに連れて行かなければいけない。兵站ユニットは数が少ないから慎重に、動かさないといけないし、あちこちを突破することもできない。

これは移動の時によくよく考えないといけない。

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枢軸軍がベンガジを攻略成功した。連合軍はトブルクを守るために少しでも縦深を作るために前進した。

トブルク守るためには急斜面と組み合わせると守れるかと思ったが、兵力薄くて心配だ。

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枢軸軍はトブルク南部を突破してトブルクに向かったが、どんどん連合軍の増援がやってきた。連合軍視点だとトブルクの周囲は急斜面なので守りやすい。枢軸軍の攻撃力は29に対し連合軍の防御力は地形効果合わせて43。
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ロンメルは、トブルク攻略をあきらめトブルクを包囲してエル・アラメインに向かう。兵站カウンターも連れて行かないと攻撃できないので連れて行く。これがアフリカ戦線らしい。だがエル・アラメインは遠い。『激突!マジノ線』(France 1940)とは全然違う。

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枢軸軍はトブルクを何度か攻撃して、押し込んでいく。D back2は縦深が浅いので効果大だった。
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July 1942 史実より1ヶ月遅いが、枢軸軍がとうとうトブルク攻略成功。
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枢軸軍はエル・アラメインを目指す。

が、エル・アラメインは遠い。

連合軍は海上輸送できるが枢軸軍は海岸道路を行くしかない。兵站駒が足りない。兵力も不十分。増援が必死に追いかけるが、なかなか追いつけない。これでは戦いに間に合わない。

兵站駒もなかなか来ないので攻勢をかけられない。

連合軍は本拠地近くなので増援がすぐ戦線に参加できる。とはいえ、連合軍は圧倒的に兵力が弱いのが悩みのタネ。

結局、連合軍本拠地手前で終了。

枢軸軍が、連合軍主根拠地を奪取できなかったので、連合軍の勝利!!
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補充交替と連合軍の補欠ルールを忘れたが、アフリカ戦線での枢軸軍と連合軍の指揮官の気持ちを十二分に味わえた。

 

最終的に両軍に残ったユニットは以下の通り。
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損害は次の通り。


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 このゲームはまさに古典だが、枢軸軍も連合軍も、どちらも楽しめる。それぞれ違う悩みを抱えているし、シーソー・ゲームになるし、ちょっとした相手のミスで戦局が大きく変わる。ルールは簡単だが、広い戦場を少ない部隊で戦うし、補給が厳しいので、移動や攻撃の順序をよく考えないといけない。

 入手してよかった~

 ありがとうございました