Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

バリクパパン沖海戦をもりつち『ソロモン夜襲戦(Ver 4.0)』追加シナリオ「旧式駆逐艦奮戦す」でプレイしてみた

 

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もりつちブランド『ソロモン夜襲戦 Ver 4.0』

 もりつちブランドの『水上戦No.1』に『ソロモン夜襲戦(Ver 4.0)』の追加シナリオとしてバリクパパン沖海戦シナリオ「旧式駆逐艦奮戦す」があったので、ソロプレイしてみた。

このゲームの魚雷ルールはユニークだ。ヘクス頂点方向に魚雷を発射するのだが、その後の移動は、ヘクス頂点方向に隣接するヘクスのどちらに進むかを、魚雷発射した艦のプレイヤーが選択して進んでいくのだ。これはすごい!!画期的で感動した!!

mk2kpfb.livedoor.blog

この魚雷ルールについては下記に紹介した。

haruichiban0707.hatenablog.com

目次

  1. 【0】背景
  2. 【1】初期配置
  3. 【2】第1ターン(1942/01/24 0430)
  4. 【3】第2ターン
  5. 【4】第3ターン
  6. 【5】第4ターン
  7. 【6】第5ターン
  8. 【7】感想
  9. 【8】ルール上の疑問点

【0】背景

シナリオの背景は、1942年1月24日、蘭印攻略を進める日本軍は、ボルネオ南東部の油田地帯バリクパパンに対して上陸作戦を敢行した。

兵力は、陸軍部隊を満載した輸送船16隻、掃海艇4隻、駆潜艇3隻、哨戒艇3隻が上陸作戦だ。

護衛には西村祥治少将率いる第4水雷戦隊の軽巡1隻(那珂)、第2駆逐隊の駆逐艦3隻(夕立、五月雨、春雨)、第9駆逐隊の駆逐艦2隻(朝雲、峯雲)、だった。

アメリカ潜水艦の雷撃を受けたが無傷で上陸地点に到着。昼間には、オランダ軍双発爆撃機数機による空襲を受け船団が軽微な損害を受けた。

日没後、連合軍は、軽巡2、旧式駆逐艦4(John D. Ford, Pope, Parrott, Paul Jones)からなる第59駆逐隊が、バリクパパンに向かった。軽巡2は航行中の事故や故障で戦列外になっていた。

0000時過ぎ、オランダ軍潜水艦の魚雷が敦賀丸に命中。

上陸作戦の最中、油田火災が発生し、現地は油煙が立ちこめていた。

 

0430連合軍旧式駆逐艦4隻が日本軍輸送船団に殴り込みをかけた。

 

連合軍の襲撃を予想していなかった日本軍は、輸送船5隻を失った。連合軍は駆逐艦1が小破しただけで退避した。日本軍の上陸は成功したが、戦術上は日本軍の完敗だった。

 

果たして今回のプレイではどうなるか?

 

【1】初期配置

初期配置は写真のとおり。

 

輸送船団はCAで代用している。
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【2】第1ターン(1942/01/24 0430)

「目標10時の方向。距離4500m(3ヘクス)。(アメリカだとヤードで言うのだろうけど)

日本軍の輸送船団。砲撃開始!」

アメリカ軍第59駆逐隊司令官ポール・H・タルボット中佐が淡々と命令を下す。


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1番艦John D.Fordは呉竹丸を砲撃した。

射程3ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は0

ダイスは2 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=3x2=6

 

表B1より中型艦6ダイス2

命中弾なし!

 

哨戒艇37号ではこの砲撃の音と閃光を確認した。

「敵艦だ!閃光の方に向かえ!」艇長が部下に命令した。

 

2番艦Popeはリバプール丸を砲撃する。

射程4ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は0

ダイスは0 本ゲームでは0は10とするので外れ!!

 

哨戒艇36号がこの砲撃と閃光をとらえた!

 

3番艦Paprottは帝龍丸を砲撃した。

射程4ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は0

ダイスは4 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=3x2=6

 

表B1より中型艦6ダイス4

命中弾なし!

 

第2駆逐隊の夕立艦上では、哨戒艇36号や37号からの連絡と砲撃音や閃光に気づいた。

 

しかし、状況がよくわからない。

「本当に敵艦か?味方の誤射ではないか?よく確認しろ。」

夕立艦長が部下に確認を指示した。

(本当はCPが0なので何もできない。)


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【3】第2ターン


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アメリカ軍の4隻全艦が砲撃した。

 

1番艦John D.Fordは朝日山丸を砲撃した。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は直前ターンと異なる目標なので-1

ダイスは1 夾叉!!

ダイスが1の時はもう一度ダイスを振りダイス目は4

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=3x2=6

 

表B1より中型艦6ダイス4 命中弾なし!

 

哨戒艇38号が輸送船団とアメリカ軍駆逐隊の間に割ってはいる。

 

2番艦Popeは愛媛丸を砲撃する。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は直前ターンと異なる目標なので-1

ダイスは6 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=3x2=6

 

表B1より中型艦6ダイス6 命中弾なし!

 

3番艦Paprottは36号哨戒艇を砲撃した。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は直前ターンと異なる目標なので-1

ダイスは5 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=3x2=6

表B1より小型艦5ダイス5 命中弾なし!

 

第9駆逐隊の朝雲、峯雲が砲撃音や閃光にようやく気づいた。

 

3番艦Paul johnは37号哨戒艇を砲撃した。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は直前ターンと異なる目標なので-1

ダイスは4 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=3x2=6

表B1より小型艦5ダイス4 1発命中!

 

損害判定のダイスは7

表B2(2)より12cmの7は1

小破!

特殊損傷のダイスは1

弾薬庫命中!!ダイス4なのでダメージ合計5で沈没!

 

 

軽巡那珂が砲撃音や閃光にようやく気づいた。

 


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4番艦Parottは38号哨戒艇を砲撃した。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は直前ターンと異なる目標なので-1

ダイスは8 はずれ!

 

「左舷の魚雷発射!」

アメリカ軍駆逐艦全艦が、それぞれ左舷魚雷6本を発射した。


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愛媛丸に哨戒艇36号が衝突しそうになったが損害なしだ。

敦賀丸がエンジン始動し移動開始!


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【4】第3ターン

日本の輸送船団上では「ぎょ、魚雷がこっちに向かってくる!!」



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ヘクス0510の魚雷戦解決だ。

ここには2隻あるがルール14.7より魚雷発射プレイヤーがどちらか選ぶとあるので、朝日山丸を目標にする。

John D.Fordが発射した魚雷の命中モードは5、目標の速度0のため+4で命中モード9、距離2ヘクスで雷撃係数8

雷撃係数8x魚雷本数6=雷撃力48

表C4よりダイスが2以下なら命中2本、3から8なら命中1本だ。

ダイスは5なので命中1本だ。

損害判定は、表C2よりMk15とダイス目は5から損害は6

朝日山丸大破!!

 

ヘクス0511の魚雷戦解決だ。

愛媛丸を目標にする。

Popeが発射した魚雷の命中モードは5、目標の速度0のため+4で命中モード9、距離2ヘクスで雷撃係数8

雷撃係数8x魚雷本数6=雷撃力48

表C4よりダイスが2以下なら命中2本、3から8なら命中1本だ。

ダイスは6なので命中1本だ。

損害判定は、表C2よりMk15とダイス目は4から損害は7

特殊損傷(非装甲部)が発生し表C5でダイスは5

可燃物延焼

愛媛丸大破!!

 

ヘクス0411の魚雷戦解決だ。

金剛摩耶丸を目標にする。

Parrottが発射した魚雷の命中モードは5、目標の速度0のため+4で命中モード9、距離3ヘクスで雷撃係数6

雷撃係数6x魚雷本数6=雷撃力36

表C4よりダイスが1以下なら命中2本、2から6なら命中1本だ。

ダイスは4なので命中1本だ。

損害判定は、表C2よりMk15とダイス目は8から損害は3

追加打撃のダイスは5

損害6

金剛摩耶丸沈没!!

 

ヘクス0413の魚雷戦解決だ。

帝龍丸を目標にする。

Paul Johnが発射した魚雷の命中モードは5、目標の速度0のため+4で命中モード9、距離3ヘクスで雷撃係数6

雷撃係数6x魚雷本数6=雷撃力36

表C4よりダイスが1以下なら命中2本、2から6なら命中1本だ。

ダイスは1なので命中2本だ。

損害判定は、表C2よりMk15とダイス目は10から損害は5 ダイス目は2から不発!

帝龍丸中破!!

 

一度命中判定した魚雷マーカーはそこで消えるのか外れた魚雷がそのまま航走し続けるのか疑問に思った。

 

今回は命中魚雷数を減らして航走し続けることにした。

 


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0411の魚雷戦解決だ。

日照丸を目標にする。

Popeが発射した魚雷の命中モードは5、目標の速度0のため+4で命中モード9、距離3ヘクスで雷撃係数6

雷撃係数6x魚雷本数5=雷撃力30

表C4よりダイスが6以下なら命中1本

ダイスは6なので命中1本だ。

損害判定は、表C2よりMk15とダイス目は10から損害は5

特殊損傷(装甲部)が発生し表C5でダイスは7

艦首切断!!

日照丸中破!!

 

ヘクス0314の魚雷戦解決だ。

敦賀丸を目標にする。

Paul Johnが発射した魚雷の命中モードは5、目標の速度1のため+2で命中モード7、距離4ヘクスで雷撃係数3

雷撃係数3x魚雷本数4=雷撃力12

表C4よりダイスが2以下なら命中1本

ダイスは10なので外れた。

 


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1番艦John D.Fordは朝日山丸を砲撃した。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は連続射撃で+2

ダイスは6 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3+2(目標までの距離が2ヘクス)この補正をこれまで忘れていた。

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=5x2=10

 

表B1より中型艦10ダイス5 命中弾1!

 

損害判定のダイスは3

表B2(2)より12cmの3は1

あと1発の命中で沈没だ!

 

2番艦Popeも断末魔の朝日山丸を砲撃する。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は直前ターンと異なる目標なので-1

ダイスは3 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3+2(目標までの距離が2ヘクス)

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=5x2=10

 

表B1より中型艦10ダイス3 命中弾1!

 

損害判定のダイスは4

表B2(2)より12cmの4は1

沈没だ!

 

3番艦Paul johnは大破している愛媛丸を砲撃した。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は直前ターンと異なる目標なので-1

ダイスは5 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3+2(目標までの距離が2ヘクス)

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=5x2=10

表B1より中型艦10ダイス5 1発命中!

 

損害判定のダイスは7

表B2(2)より12cmの7は1

累積損傷7だったので8に達して沈没だ。

 

4番艦Parottは藤影丸を砲撃した。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は直前ターンと異なる目標なので-1

ダイスは8 はずれ!

 

日本軍は哨戒艇37号、金剛摩耶丸、愛媛丸、朝日山丸を失った。

日照丸が艦首切断の中破、帝龍丸中破。

 

連合軍は71点。日本軍は24点(VP6.1(中破として数える)x4隻)24x3=72より1点小さいので連合軍は勝利条件(b)を満たしていない。

 

【5】第4ターン


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1番艦John D.Fordは須磨浦丸を砲撃した。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正はこのターンに旋回したので-1

直前ターンと異なる目標なので-1と思ったら口径14cm以上の時なのでこれはなしだ。

8-1=7

7以下で夾叉だ。

ダイスは6 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3+1(目標までの距離が2ヘクス)この補正をこれまで忘れていた。

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=4x2=8

 

表B1より中型艦8ダイス6 命中弾1!

 

損害判定のダイスは8

表B2(2)より12cmの8は1

 

2番艦Popeも須磨浦丸を砲撃する。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は直前ターンと異なる目標なので-1

集中射撃で-1

このターンに旋回したから-1

5以下で夾叉だ。

ダイスは3 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3+1(目標までの距離が2ヘクス)

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=4x2=8

 

表B1より中型艦8ダイス3 命中弾1!

 

損害判定のダイスは6

表B2(2)より12cmの6は1

須磨浦丸の損害が2になった。

 

3番艦Parrottも須磨浦丸を砲撃した。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は直前ターンと異なる目標なので-1

集中射撃で-1 

6以下で夾叉だ。

ダイスは5 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3+1(目標までの距離が2ヘクス)

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=4x2=8

表B1より中型艦8ダイス5 1発命中!

 

損害判定のダイスは9

表B2(2)より12cmの9はなし

 

4番艦Paul johnも須磨浦丸を砲撃した。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は直前ターンと異なる目標なので-1

集中射撃で-1 

6以下で夾叉だ。

ダイスは5 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3+1(目標までの距離が2ヘクス)

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=4x2=8

表B1より中型艦8ダイス5 1発命中!

 

損害判定のダイスは4

表B2(2)より12cmの4は1

累積損傷3

特殊損傷のダイスは5

輸送船なのでもともと方位盤などないので無関係。

 

日本軍はCPを速力変更や回頭に使ったのでなし。

 

【6】第5ターン


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1番艦John D.Fordは須磨浦丸を砲撃した。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

8以下で夾叉だ。

ダイスは8 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3+1(目標までの距離が2ヘクス)この補正をこれまで忘れていた。

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=4x2=8

 

表B1より中型艦8ダイス8 命中弾1!

 

損害判定のダイスは6

表B2(2)より12cmの6は1

 

須磨浦丸の累積損傷が4になり中破

 

2番艦Popeも須磨浦丸を砲撃する。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は集中射撃で-1

7以下で夾叉だ。

ダイスは6 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3+1(目標までの距離が2ヘクス)

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=4x2=8

 

表B1より中型艦8ダイス3 命中弾1!

 

損害判定のダイスは3

表B2(2)より12cmの3は1

須磨浦丸の累積損害が5になった。

 

3番艦Parrottも須磨浦丸を砲撃した。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

集中射撃で-1 

7以下で夾叉だ。

ダイスは2 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3+1(目標までの距離が2ヘクス)

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=4x2=8

 

表B1より中型艦8ダイス2 命中弾なし

 

4番艦Paul johnも須磨浦丸を砲撃した。

射程2ヘクスは表B2(2)の12cmでは4-7-10の4以下なので近距離。

夾叉値は表B1より8

夾叉値修正は集中射撃で-1 

7以下で夾叉だ。

ダイスは3 夾叉!!

 

火力補正値は射撃艦が小破未満のため3+1(目標までの距離が2ヘクス)

側方射界のためデータ表より火力は2

最終火力=火力補正値x火力=4x2=8

表B1より中型艦8ダイス3 1発命中!

 

損害判定のダイスは10

表B2(2)より12cmの10は1

累積損傷6

ついに大破!!航行不能!!

 

日本軍もついに軽巡那珂が火蓋を切って射撃する。

「目標は敵4番艦(Paul John)!1時の方向、距離7500m(5ヘクス)。砲撃開始~!」

 

射程5ヘクスは表B2(2)の14cmでは4-8-12の8以下なので中距離。

夾叉値は表B1より5

夾叉値修正は発砲閃光に対する射撃で-2 

3以下で夾叉だ。

ダイスは5 外れた

 

日本軍は哨戒艇37号、金剛摩耶丸、愛媛丸、朝日山丸を失った。

須磨浦丸大破

日照丸が艦首切断の中破、帝龍丸中破。

 

連合軍は81点。日本軍は24点(VP6.1(中破として数える)x4隻)24x3=72より大きいので連合軍は勝利条件(b)を満たして勝利だ。

 

【7】感想

このゲームのルールは、とても面白い。

一見、時間がかかりそうに思えるが、意外とサクサクと進められる。

 

連合軍が射撃をすると日本軍の艦隊が登場する可能性が増すので、連合軍の戦術としては、まずは魚雷で輸送船を撃破し、反転して反対側の魚雷を撃てる態勢になってから、砲撃した方がいい。

 

日本軍のCP値が低くて、何もできずに終わってしまう。

きっと史実でもそうだったのだろう。

史実を追体験できるシナリオだ。

 

史実を追体験する、という意味では、水上戦ゲームのユニットにはシルエットと艦番号と大きさを表す記号(大、中、小やL, M, Sなど)だけにするべきだ。本当は国籍を表す色さえなくすべきだが、そうするとプレイできなくなるのでそれは仕方ない。

 

戦記を読むと、味方だと思って射撃しなかったり、同士撃ちしたり、艦種誤認することが多発している。

水上戦をテーマにしたボードウォーゲームではプロット式が多い。ユニットに情報は不要だろう。

 

 

【8】ルール上の疑問点

本文でも触れたが、魚雷が複数本あり、命中した後も航走するのだろうか?

魚雷の本数管理が大変だが、それさえ行えば、航走するのが自然だろう。