サンセット・ゲームズ社『聯合艦隊』(Fleet Battles)のシナリオ7『エクゼターの最期』をソロ・プレイしてみた。。
1942年3月1日のスラバヤ沖海戦昼戦をテーマにしたシナリオだ。
史実では、日本軍がエクゼターを沈めた戦いだ。
果たしてどうなるだろうか?
■初期配置
■第1ターン(1942/03/01 1140)
両軍砲撃するが距離が遠く夾差もしない。
連合軍は北東に針路を変え、逃走を図る。
■第2ターン(1942/03/01 1146)
日本軍が少しずつ距離を詰める。
雷(いかずち 吹雪1)の魚雷発射管にエクゼターの砲弾が命中!
火災が発生した!
■第3ターン(1942/03/01 1151)
雷にまた命中弾だ。
雷の砲戦力が半減した。
足柄の砲弾がポープに命中した!
砲弾は貫通して機関室を貫いた。機関室に浸水してポープ(E Class2)は航行不能になった!
曙(あけぼの 吹雪2)が魚雷を発射したがいずれも外れた!
ポープに砲弾が命中し、ポープは砲撃不能になった。
エクゼターに命中し、砲撃力が半減した。
■第4ターン(1942/03/01 1157)
エクゼターに命中し、エクゼターの主砲が全滅し砲撃不能になった。
足柄、妙高の砲撃で、航行不能だったポープが、遂に力尽きて沈没した!
■第5ターン(1942/03/01 1203)
那智の砲弾がエクゼターの砲塔を貫いた。弾薬庫まで貫通して爆発した。
エクゼターは大爆発を起こして真っ二つに割れて波間に消えていった。
曙の砲弾がエンカウンター(E Class 1)の機関室を破壊した。エンカウンターは航行不能になった。
既に日本軍は勝利条件を満たしたが、ゲームを継続する。
■第6ターン(1942/03/01 1209)
航行不能のエンカウンターに日本軍が迫る。
曙の砲撃がエンカウンターに命中した。
エンカウンターに足柄の砲弾が命中し火災が発生した。
あとは日本軍の砲撃演習だ。
那智の砲弾が、燃えさかるエンカウンターに命中した。ついに力尽きてエンカウンターも沈没した!!
■両軍の損害
連合軍
沈没
重巡1(エクゼター)
駆逐艦2(エンカウンター、ポープ)
日本軍
沈没 なし
中破 駆逐艦1(雷)
■勝利条件の確認
エクゼターと2隻の駆逐艦を沈めたので、日本軍の勝利だ。
■感想
史実では、エクゼターとエンカウンターが沈没し、ポープは逃げ延びた。今回、日本軍は3隻とも沈めたので、史実以上の勝利を得た。
これだけ戦力差があると、ゲーム上の勝利条件でさえ、連合軍が勝利を得るのは難しいだろう。
今回、難しいと思ったのは、艦速が同じ時に距離を詰めるのが難しいということだ。
たまたま、命中した砲弾が敵艦を航行不能にしたから、追いつけたが、そうでなければ、なかなか難しい。
一方、同じ艦速でも逃げ切るのが難しいのも感じた。煙幕を放って、艦速を上げて、敵艦の方向と反対側に回頭して逃げるしかないのだが、それがなかなか難しい。
戦術級ゲームで史実通りの戦力や配置だと、史実をひっくり返すのは難しい。
ただ、スラバヤ沖海戦は、特に緒戦は、両軍にチャンスがあり、どちらに戦局が傾くかわからないスリルがある。
次回はシナリオ8『見敵必殺 ジャワ島南方の掃討(1942年3月2日1912)』をプレイしてみたい。