Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

無名の戦いがあったのかぁ HJ『フリート・バトルズ』(Fleet Battles)シナリオ10 Water Taxis 1942/09/04 2258

HJ『フリート・バトルズ』(Fleet Battles)シナリオ10「Water Taxis 1942/09/04 2258」をプレイしてみた。この戦いは名前がないようだ。

 

この戦いは、アメリカ軍は旧式駆逐艦を改造した高速輸送艦2隻、日本軍は駆逐艦3隻による夜戦である。

 

初期配置

f:id:Haruichiban0707:20220613232919j:image

第1ターン(1942/09/04 2258)

f:id:Haruichiban0707:20220613233054j:image

リトルとグレゴリーの砲撃は外れ。

初雪がリトルに探照灯照射!

 

リトルに1発命中。

f:id:Haruichiban0707:20220613233827j:image


初雪がグレゴリーを探照灯照射。
f:id:Haruichiban0707:20220613234005j:image
日本軍の砲撃は外れ

米軍の砲撃も外れ

f:id:Haruichiban0707:20220613234403j:image

第2ターン(1942/09/04 2304)

米軍の砲撃外れ

初雪がグレゴリーを探照灯照射

グレゴリーに一発命中。
f:id:Haruichiban0707:20220613234716j:image


f:id:Haruichiban0707:20220613234929j:image



f:id:Haruichiban0707:20220613235311j:image

リトルに魚雷一本命中したが不発!!

グレゴリーに魚雷二本命中。一本不発!一本は推進打撃度2!!缶室浸水し航行不能

初雪がグレゴリーに探照灯照射。

グレゴリーに二発命中し方位盤破壊。
f:id:Haruichiban0707:20220613235744j:image

リトルの砲撃で夕立に二発命中。機関室浸水し、航行不能!!


f:id:Haruichiban0707:20220614000254j:image

日本軍保護水準値(PL)6

米軍保護水準値(PL)-2

 

第3ターン(1942/09/04 2310)f:id:Haruichiban0707:20220614000514j:image

叢雲がリトルに探照灯照射。

初雪がグレゴリーに探照灯照射。

リトルに一発命中し方位盤破壊。

グレゴリーに一発が弾薬庫に命中。轟沈!!f:id:Haruichiban0707:20220614001403j:image
叢雲がリトルに探照灯照射
リトルに二発命中。

 

第4ターン(1942/09/04 2316)

叢雲がリトルを探照灯照射し砲撃。

二発命中し沈没!

 

あと3ヘクスで脱出成功だったが惜しいところで沈没した。

■米軍の損害

高速輸送艦2隻沈没(リトル、グレゴリー)

■日本軍の損害

駆逐艦1隻小破 航行不能(夕立)

 

■米軍の保護水準値-16

■日本軍の保護水準値6

 

日本軍の勝利

 

感想

この海戦があったことを知らなかった。

ゲームの勝利条件としては日本軍の勝利だが、夕立が航行不能になったので、朝になったら米軍機の空襲で沈められてしまうのは確実だ。米軍が健闘したと言っていいだろう。

 

ウィックス級はもともと基準排水量1090t、満載排水量1247t、24200馬力35ノットで10.2cm単装砲4門、53.3cm魚雷発射管三連装4基12門の艦だった。1918年から就役した駆逐艦だ。同じ頃日本では峯風級が就役している。総建造数は恐ろしいことに、111隻で1940年齢までに32隻が除籍され、22隻が英加軍へ移管され、12隻が高速輸送艦に改造された。

魚雷発射管を下ろしLCR(Landing Craft Personnel)(ランプ付兵員揚陸艇)4隻と揚収ダビッドを持っていた。LCRは全長10,9m, 5tで、日本の大発を一回り小さくしたようなものだ。

7.6cm砲と40mm単装機銃2基、20mm機銃5挺を装備していた。前部主缶を撤去していたため速度がかなり落ちていた。

確かに7.6cm砲では日本軍駆逐艦の12.7cm砲と戦えなかっただろう。

 

このシナリオのように名前がつけられてない戦いも沢山あるのだろう。

ほとんど知られていない艦艇とそこで戦った無名の戦士達が沢山いて、歴史を作っていったのだと改めて思った。