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関ヶ原合戦が行われた慶長5年9月15日は新暦だと1600年10月21日だ。
関ヶ原合戦についての99個の疑問について、回答してまとめている。
関ヶ原合戦について、知識のある人なら知っていることが多く、新奇性はないが、わかりやすくまとまっている。
地図や年表や当日の戦いの経緯が図表でまとまっていてわかりやすい。
ただ一点、Q85の「西軍についたことで最も所領を減らされたのは誰か?」について、本文での答は上杉景勝となっている。しかし、p.188の表を見ると、上杉景勝はマイナス90万石。毛利輝元はマイナス90.6万石になっている。毛利輝元の方が、最も所領を減らされたのではないだろうか?
その点については本書では何も書いていない。
関ヶ原合戦について、全国の戦いも含めて、簡潔にまとめてあり、新書なので読みやすい。
関ヶ原関連のウォーゲームをプレイする時にちょっと確認するために持っておいて損はない本だ。