Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

板垣恵介『自伝板垣恵介自衛隊秘録~我が青春の習志野第一空挺団~』秋田書店(2023/01/15)

 

 


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格闘漫画バキシリーズで有名な板垣恵介氏の自伝漫画だ。

彼は1957年4月4日に生まれ。

少林寺拳法二段。

1977年陸上自衛隊に入隊し習志野第一空挺団に入り1981年に除隊している。

 

なにっ!?1977年から1981年!?

習志野第一空挺団の降下訓練を、授業中の学校の窓から、私が落下傘の数を眺めて数えていた頃だ!!

あの落下傘のうちの一つが板垣恵介氏だったのだ!!

 

当時輸送機や降下塔の高さがどのくらいか知らなかったが、本書には、輸送機の高さが約340m、降下塔の高さが85mとある。長年の疑問が解けた。

また、何人も落下傘が開かず落ちて死んでいる、という都市伝説があった。落下傘が開かない確率は300,000分の1だそうだ。ほとんど0といっていい。やはり伝説だったようだ。

 

巨人の星』『空手バカ一代』『あしたのジョー』などの梶原一騎原作スポ根漫画に影響を受けた世代なので、彼の思考はよくわかるし同じように笑える。

 

今では習志野第一空挺団に女性隊員もいるそうだから本書の記載とはずいぶん変わっているだろうが、1970年代から80年代にかけての自衛隊生活の一端を垣間見ることができる。