『グデーリアン装甲集団』(Panzergruppe Guderian)といえば、天才James F. Dunniganがデザインした古典的名作である。PGGと略称で呼ばれ、本ゲームで採用されたルールが、その後の作戦級ウォーゲームで定番ルールになったものがいくつかある。
通常の移動=>戦闘後、戦車部隊や自動車化歩兵部隊だけ2回目の移動ができる機械化移動ルール。
最初の戦闘まで敵も味方もユニットの戦力がわからないアントライドシステム。
移動中に攻撃できるオーバーラン。
指揮官ユニットから補給を受けるルール。
そんなに意義あるゲームなら一度はプレイしてみないと、と思ってプレイしてみた。
■初期配置
■第1ターン(1941/07/03-04)
ソ連軍プレイヤーターン終了時
まだドイツ軍は登場しない。
ドイツ軍第39装甲軍団がソ連軍第20軍に襲いかかる。
0616は4対1でD2でソ連軍第143狙撃兵師団壊滅
0411は4対1でD2でソ連軍に144狙撃兵師団壊滅
ドイツ軍Vitebsk(0411,0513)占領。
ドイツ軍プレイヤーターン終了時
ソ連軍は西に戦線を作った。
■第2ターン(1941/07/05-06)
ソ連軍は指揮ユニットから離れすぎると非補給下になってしまうから移動の時に気をつけないといけない。
ソ連軍プレイヤーターン終了時
0405でソ連軍第5MosRes師団壊滅
0615でソ連軍第151狙撃兵師団壊滅
0514でソ連軍第112狙撃兵師団(4-6-6)壊滅
ドイツ軍プレイヤーターン終了時
ドイツ軍ユニットが少なくソ連軍の戦線を破れない。
■第3ターン(1941/07/07-08)
ソ連軍は第22軍指揮官イェルシャーコフ(Yershakov)を救出したいが自軍からは攻撃できない。
1204でソ連軍第49狙撃兵師団壊滅
0408でソ連軍第29自動車化歩兵師団壊滅
0409でソ連軍第17狙撃兵師団壊滅
0812でソ連軍2ヘクス退却
0814でソ連軍2ヘクス退却
0417でソ連軍第121狙撃兵師団壊滅
Orsha(0420)でソ連軍1ヘクス退却。同市ドイツ軍占領。
0422でソ連軍第13MosRes師団壊滅
Mogilev(0424)でソ連軍第89狙撃兵師団壊滅。同市ドイツ軍占領
ドイツ軍プレイヤーターン終了時
少しずつ戦線が東に動く。だが、まだドイツ軍ユニットが少ない。ソ連軍はウジャウジャとやってくる。これでドイツ軍は勝てるのか？
■第4ターン(1941/07/09-10)
ソ連軍プレイヤーターン終了時
2321でソ連軍2ヘクス退却。ドイツ軍第4装甲師団がSmolensk(2216,2217)に迫った。
0521でソ連軍第13軍指揮官のレミゾフ(Remezov)戦死。第210自動車化歩兵師団、第172狙撃兵師団壊滅
0422でソ連軍第232狙撃兵師団壊滅
0417でソ連軍第163狙撃兵師団壊滅
0408でソ連軍第82自動車化歩兵師団壊滅
1204でソ連軍第152,260狙撃兵師団壊滅
1013でソ連軍第19軍指揮官コーニェフ(Koniev)戦死。第158,172狙撃兵師団、9Mos Res師団壊滅
1015でソ連軍第19狙撃兵師団壊滅
ドイツ軍プレイヤーターン終了時
■第5ターン(1941/07/11-12)
24対8x2=1対1
「これだけ囲んで戦力比1対1とは・・・。」
結果はA1
ソ連軍が後退する。後で考えると後退せず1ステップロスを選べば、ドイツ軍は非補給状態になってたのだ。
ソ連軍プレイヤーターン終了時
2221でソ連軍第18,91狙撃兵師団壊滅
1219でソ連軍2ヘクス退却
1717でソ連軍第56狙撃兵師団壊滅
1712でソ連軍2ヘクス退却
1204でソ連軍第22軍指揮官イェルシャーコフ(Yershakov)戦死
0409でソ連軍第20軍指揮官クロチキン(Kurochkin)戦死
戦死と書いたが、捕虜になった場合、逃走中で戦力として計算できなくなった場合もあるだろう。
1116でソ連軍2ヘクス退却
1117でソ連軍第138狙撃兵師団壊滅
ドイツ軍プレイヤーターン終了時
■第6ターン(1941/07/13-14)
ソ連軍指揮官ロコソフスキー(Rokossovki)の指揮の下、ソ連軍が2219のドイツ軍第4装甲師団に反撃する。
1対1
結果はA2！！
ソ連軍プレイヤーターン終了時
2120でソ連軍第118狙撃兵師団壊滅
1918でソ連軍2ヘクス退却
1717でソ連軍第137狙撃兵師団壊滅
1612でソ連軍第37狙撃兵師団壊滅
1206でソ連軍第102,151狙撃兵師団壊滅
1316でソ連軍第6狙撃兵師団壊滅
1117でソ連軍第160狙撃兵師団壊滅
ドイツ軍がSmolensk(2216,2217)を包囲しつつある。
ドイツ軍プレイヤーターン終了時
