1944/07/07 ノルマンディー・ヴィル・エ・タウート運河
アメリカ軍第30師団第120連隊が運河を渡って突破をはかる。
導入されるルールは172.運河だ。
ターン数は、9ターンだ。
勝利条件は第4盤の建物ヘクスを8個以上支配するとアメリカ軍の勝利だ。
目次
■初期配置
地図盤4の水色のマーカーは建物占領状況を意味するマーカーだ。裏面がドイツ軍。面面がアメリカ軍だ。
■第1ターン(1944/07/07)
4P8のドイツ軍隠蔽マーカーが除去されたが誰もいなかった!
「7Q7の浅瀬を渡渉しやすそうだな。」Greenwood中尉が呟いた。
アメリカ軍が運河を渡河する前に水際で撃退したいが意外と森が多くて照準線が通らない。
4P8や4I10に配置しておくべきだったか・・・。
■第2ターン
ドイツ軍の無線が切れた。
前ターンにアメリカ軍の増援を投入し忘れた。
アメリカ軍は浅瀬を通って運河を渡河するつもりだ。
ドイツ軍は運河に照準線が通らない。配置に失敗した。
■第3ターン
アメリカ軍は橋が到着する前に渡河成功しそうだ。
ドイツ軍指揮官が4P8に移動した。
ここに行かないと水際防御が不可能だ。
4Q10でGreenwood中尉と6-6-7N分隊全滅!
7P7に架橋成功!!
■第4ターン
ドイツ軍の増援が地図盤東端から到着した。
ドイツ軍全員戦闘不能!!
その後バズーカ砲が直撃しKels6軍曹後送。それとともに増援の3個分隊逃亡!!
■第5ターン
7N7に架橋成功
4P8でドイツ軍9-1指揮官戦闘不能後、後送された。4-6-7分隊半壊したが狂暴化!
■第6ターン
アメリカ軍が橋に煙幕を展張し橋を使って渡河成功だ。
4Q9の白兵戦でドイツ軍半個分隊全滅!
アメリカ軍は建物3個占領。
4R5でドイツ軍4-6-7M分隊半壊。
■第7ターン
アメリカ軍が開豁地でも構わず前進する。
4S4でアメリカ軍Miller伍長戦闘不能。6-6-6G分隊半壊。
4T4でドイツ軍半個分隊全滅
4S2の白兵戦でドイツ軍4-6-7O分隊全滅
アメリカ軍は5ヘクス建物を占領した。
4S4のアメリカ軍Thornton軍曹、6-6-7I分隊が士気チェック3に成功した!!
4T3 でドイツ軍指揮官、4-6-7E分隊戦闘不能。4-6-7E分隊半壊。
アメリカ軍は建物5個占領。勝利のためにはあと3個だ。
ドイツ軍の残りの分隊は1.5個しかない。
■第8ターン
4X3でアメリカ軍Hill中尉と7-4-7E分隊戦闘不能。背後の4V2 のドイツ軍にもLMGの射撃が貫通したが効果なし。
4Y9のドイツ軍隠蔽マーカーが除去された。
これで戦闘可能なドイツ軍が4CC6の指揮官8-0、4-6-7P分隊だけと判明した。
アメリカ軍が建物ヘクス8個占領した。
4X1でアメリカ軍指揮官Hill中尉が後送された。
4V0で戦闘不能だったドイツ軍指揮官と半個分隊が後送された。
■第9ターン(最終ターン)
脱出経路がないのでドイツ軍指揮官と半個分隊が遂に降伏した。
アメリカ軍は全建物11ヘクスを制圧した。
■勝利条件の確認
アメリカ軍が地図盤4の建物11ヘクス全てを占領した。
地図盤4の建物8個以上占領したのでアメリカ軍の勝利!!
両軍の状況は下の通りだ。
アメリカ軍
指揮官5人中3人健在。
7-4-7分隊3個中3個健在
6-6-7分隊4個中3個健在。1個全滅
6-6-6分隊8個中7.5個健在。0.5個全滅
ドイツ軍指揮官1人、2-4-7分隊0.5個捕虜にした。
ドイツ軍のMMG2挺、LMG4挺鹵獲した。
ドイツ軍は指揮官4人中3人後送、1人捕虜。4-6-7分隊8個中7.5個壊滅、0.5個捕虜だった。
■感想
このシナリオは規模は小さいがとても考えさせられるシナリオだ。
ドイツ軍は少ない兵力をどこに配置しどこで守るか?どこに事前砲撃を設定するか?そこに照準線が通るか?
アメリカ軍を渡河させず水際防御するべきだが、そのためには運河に近づかないといけない。するとアメリカ軍の準備射撃を受けやすくなる。
アメリカ軍は橋が来るのを待って渡河するか浅瀬を強行渡河するか迷う。
今回はドイツ軍が運河に照準線を合わせていなかったから渡河できたが、そうでなかったら水際で苦しんだだろう。
待たずに渡河しないと勝利条件を達成できないのは確かだ。
いろいろ考えさせられる好シナリオだ。