『タクテクス』No.11の付録ゲーム『ウェーキ島作戦:1941年12月11日』(Send Us More Japs ! )の第1次ウェーキ島作戦をソロプレイしてみた。このゲームはGame1第一次ウェーキ島作戦とGame2第二次ウェーキ島作戦の2in1ゲームになっている。
オークションサイトでとても綺麗にマップやユニットを作成してあるのを落札した。
海面のマップはSS『聯合艦隊』を利用している。
史実では日本軍が疾風、如月を失い、一時退避したが、どうなるだろうか？
■初期配置
米軍は3箇所の砲台を裏面にして配置する。
日本軍はウェーキ島から20ヘクス以上離れたところに単縦陣で配置する。
■第1ターン(1941/12/11 0330)
日本軍はウェーキ島地上目標を南東から砲撃を目指す。そのためには短射程の9ヘクス以内に近づかないと効果が出る確率が低い。
「速力16ノットで島に接近！」夕張座乗の第六水雷戦隊梶岡定道少将が命令を下す。
「砲撃目標、滑走路とオイルタンク！ 砲撃開始」
滑走路に命中し日本軍は1VPを獲得した。
Peacock岬のA砲台とKuku岬のL砲台が砲撃開始した。
「目標は先頭の夕張型軽巡だ。3海里(5400m)(距離12ヘクス)ファイヤー！」A砲台の砲撃は夕張を包んだが夕張に命中弾なし。
「目標は最後尾の睦月型駆逐艦だ。3 1/2海里(6300m)(距離14ヘクス)ファイヤー！」
L砲台の砲撃は駆逐艦望月を狙うが望月にはなんら被害がなかった。
■第2ターン(1941/12/11 0345)
日本軍は12ノットに速力を落として滑走路を砲撃しようとして接近する。
「目標はオイルタンクと滑走路。距離2 1/4海里(4050m)(9ヘクス)。て～っ！！」
龍田や疾風の砲撃がオイルタンクに命中し3VPになった。
速度が速いので-2の修正が効いて戦果が上がらない。
砲撃するときは速度を落として9ノット以下にしないといけない。
米軍はKuku岬のL砲台が「先頭の艦を狙え！距離2 1/2海里(4500m)(10ヘクス)ファイヤー！」
水柱が夕張を包んだ。
「やられたか？」
見ていた他の艦の水兵達から声が上がる。
水柱が収まると夕張は何もなかったように前進する。
米軍Peacock岬のA砲台が最後尾の望月を狙う。
望月を多数の水柱が包むが望月も無傷だ。
■第3ターン(1941/12/11 0400)
夜明けが近い。
日本軍は「速力8ノット。」
日本軍は速力を落として滑走路やオイルタンクを砲撃する。
日本軍は9VPになった。
■第4ターン(1941/12/11 0415)
夜明けだ。
日本軍は地上目標を砲撃するために6ノットで航行する。
天龍の14cm砲による砲撃でPeacockのA砲台が混乱状態になった。
如月や弥生の砲撃で滑走路がボコボコになり日本軍は17VPを獲得した。
夜明けになった。米軍F4Fが日本軍を空襲する。
先頭の夕張に機銃攻撃をしかけるが夕張必死の抵抗で無傷だ。
■第5ターン(1941/12/11 0430)
日本軍は6ノットのまま移動してPeacock岬のA砲台や滑走路を砲撃する。
滑走路上にあったF4Fを夕張が撃破した。
龍田の砲撃でPeacock岬A砲台が混乱状態になった。
弥生の砲撃でPeacock岬A砲台を破壊する確率は1/36だが、撃破に成功した！！
F4Fの攻撃は夕張に！夕張が混乱状態になった。
日本軍のVPが60に達した。
この時点で日本軍はゲーム終了を宣言すると60VP対0VPで、日本軍の作戦的勝利だ。
■第6ターン(1941/12/11 0445)
日本軍の滑走路への砲撃で80VPに達した。
夕張の混乱状態は回復した。
米軍Kuku岬L砲台の砲撃やF4Fの執拗な攻撃は夕張に集中するが効果なし。
日本軍の決定的勝利で戦いは終わった。
滑走路を破壊され、Peacock岬A砲台を失ったウェーキ島に日本軍は無事上陸し占領したのだった。
■勝利条件の確認
日本軍80VP
米軍0VP
日本軍の決定的勝利
■感想
日本軍は決定的勝利を得た。
Peacock岬のA砲台やF4Fを地上で撃破したのは大きい。
『タクテクス』11号でこのゲームを見るまで、緒戦のウェーキ島で日本軍が苦戦したのは知らなかった。連戦連勝だと思っていた。そのため、当時、このゲームによる驚きは、とても大きかった。
ソロプレイ向きの簡単で短時間で終わるいいゲームだと思う。
次回は第2次ウェーキ島作戦をプレイしたい。
