『タクテクス』No.11の付録ゲーム『第2次ウェーキ島作戦:1941年12月23日』(Send Us More Japs ! )の第2次ウェーキ島作戦をソロプレイしてみた。このゲームはGame1第一次ウェーキ島作戦とGame2第二次ウェーキ島作戦の2in1ゲームになっている。
オークションサイトでとても綺麗にマップやユニットを作成してあるのを落札した。
今回は、米軍はWilkes島に主力を置いてどのくらい長く抵抗できるか試してみた。
米軍が何ユニット残るかによって勝利条件が異なってくる。
■初期配置
米軍はダミーも含めて裏面にして配置する。
日本軍は上陸という形で登場する。

■第1ターン(1941/12/23 0000)

日本軍は3グループでWake島上陸を目指す。
全部隊が流されてしまったがともかく上陸した。
日本軍はどんな米軍が待ち受けているかわからないがとにかく前進して白兵戦を挑む。
米軍は必死の防御射撃をするが日本軍に損害はない。
米軍は歩兵1個、建設作業員1個、対空砲1個を失った。
第1ターンは奇襲効果で米軍は移動できない。
■第2ターン(1941/12/23 0100)
日本軍の高野中隊4個はWilkes島へ上陸成功した。
日本軍主力はWilkes島の米軍に白兵戦を挑む。一部がPeacock岬に向かう。
日本軍の哨戒艇33の部隊、板谷中隊が壊滅した。
日本軍の板谷中隊、高野中隊、内田中隊が白兵戦で壊滅した。米軍も3個歩兵全滅。
日本軍の内田中隊が壊滅した。
■第3ターン(1941/12/23 0200)
日本軍はPeale島に一部を向ける。
Peacock岬、Wilkes島を攻撃する。
哨戒艇32号部隊が壊滅した。
Wilkes島で米軍歩兵2個、対空砲1個壊滅した。
Peacock岬では2個建設作業員が壊滅した。
米軍歩兵は残り4個と建設作業員4個、砲台3個だ。
日本軍は17個部隊中10個が健在だ。
■第4ターン(1941/12/23 0300)
日本軍最後の板谷中隊がPeale島に上陸した。
日本軍はPeacock岬、Wilkes島で攻勢に出る。
Peacock岬で米軍建設作業員2個壊滅
Wilkes島では激しい白兵戦だ。
日本軍板谷中隊が白兵戦で壊滅した。
米軍歩兵は残り4個、建設作業員2個、砲台3個だ。
日本軍は19個中11個だ。
■第5ターン(1941/12/23 0400)
米軍1個歩兵壊滅。
Wilkes島の米軍歩兵壊滅した。砲台を日本軍が占領した。
米軍歩兵は残り2個、砲台2個だ。
日本軍は19個中11個だ。
■第6ターン(1941/12/23 0500)
Wilkes島を制圧した日本軍はWake島に向かう。
Peacock岬の米軍歩兵壊滅。砲台を日本軍が占領した。
米軍歩兵は残り1個、砲台1個だ。
日本軍は19個中11個だ。
■第7ターン(1941/12/23 0600)
Wilkes島を制圧した日本軍はWake島に向かう。
Toki岬の砲台と歩兵からの射撃で日本軍内田中隊2個壊滅!!
米軍歩兵は残り1個、砲台1個だ。
日本軍は19個中9個だ。
■第8ターン(1941/12/23 0700)(最終ターン)
Peale島の最後の米軍陣地に日本軍が白兵突撃をかける。
最後の白兵戦で日本軍板谷中隊壊滅。米軍歩兵も壊滅した。
日本軍は19個中8個が残った。損耗率は58%に及んだ。
■勝利条件の確認
CDA、兵員ユニットともに無いので日本軍の完勝
■感想
米軍としては、Wilkes島に兵力を集中させて守ったのは正解だった。最後の最後まで米軍勝利の可能性があった。
このゲームは簡単なルールで短時間でプレイできるゲームだ。
後に離島で補給がない状態で戦った日本軍の戦いの前哨戦であり逆バージョンといえる。
水際防御より島の中に強力な陣地を作り集中させて防御した方が長く耐えて大きな損害を上陸部隊に与えることを証明した、といえるだろう。