初期配置
第1ターン
明智軍移動フェイズ
本能寺を明智軍が囲む。
明智軍射撃フェイズ
御堂で大塚又一郎討ち死に
控えの間で祖父江孫討ち死に
厩で伴太郎左衛門に鉄砲隊が射撃したが、軽傷ですんだ。
織田軍移動フェイズ
「騒々しいが何事か?」と信長。
「はっ。何者かに本能寺が囲まれたようです。」小姓が答える。
「誰の兵じゃ?」と信長。
「わかりませぬ。確かめて参ります。」
第2ターン
明智軍移動フェイズ
いよいよ明智軍が建物の中にも入ってくる。
明智軍射撃フェイズ
控えの間で高橋虎松討ち死に
御堂で小河愛平討ち死に
明智軍戦闘フェイズ
厩で伴太郎左衛門討ち死に
御堂で柏原弟が壮絶な最期!!3個のダイス全てが6!!
客殿で女房衆2ユニット除去。女房衆とわかったところで寺の外に逃がした。
控えの間で女房衆1ユニット除去。
控えの間で、一雲斎針阿弥が足軽衆を全滅させた。
「どうやら惟任の軍のようじゃな。是非もなし。」と信長。
織田軍移動フェイズ
「上様!ここは我等に任せ、お下がりください!」と小姓達。
信長が納戸に移動し下天モードになった。
織田軍戦闘フェイズ
御堂で落合小八郎討ち死に
控えの間で足軽衆全滅。一雲斎針阿弥が軽傷ですんだ。
御台所で森力丸が足軽衆を全滅させた。御台所で久々利亀、小倉松寿が協力して足軽衆を全滅させた。
奥書院で平尾久助討ち死に
奥書院で湯浅甚介、魚住勝七が足軽衆を全滅させた。
明智軍は7ユニットを失った。
残り45ユニット。
織田軍は11ユニットを失い残り25ユニット。
第3ターン
明智軍移動フェイズ
明智軍は納戸、廊下、大広間、寝所以外の部屋で織田軍と激戦を繰り広げている。
明智軍射撃フェイズ
厩にて村田吉五討ち死に
控えの間で森坊丸討ち死に
明智軍戦闘フェイズ
厩で矢代勝介が足軽衆を返り討ちにした。
客殿で明智軍の三宅孫三郎が織田軍の大塚孫三を討ち取った。
大広間で武田喜太郎、飯河宮松討ち死に
御台所で小倉松寿、久々利亀討ち死に
二人は足軽衆と相討ち!!
奥書院で湯浅甚介、魚住勝七討ち死に
次々と織田軍の小姓達が討ち取られていく。
明智軍9ユニット失い残り43ユニット。
織田軍20ユニット失い、残り16ユニット。
織田軍移動フェイズ
森蘭丸が客殿から御台所に移る。
厩で矢代勝介が足軽衆と相討ち
大広間で山田弥太郎討ち死に
控えの間では乱戦が続く。
御台所で森蘭丸、力丸兄弟が、奥書院で伊藤彦作討ち死に
明智軍10ユニット失い残り42ユニット。
織田軍25ユニット失い残り11ユニット。
第4ターン
明智軍移動フェイズ
いよいよ明智軍は大広間、御台所から廊下に侵入。
明智軍射撃フェイズ
控えの間で柏原鍋丸討ち死に
廊下で狩野又九郎、薄田与五郎討ち死に
明智軍戦闘フェイズ
廊下で女房衆脱出
狭い廊下で激しい戦いだ。
厩で伴正林討ち死に。厩の織田軍が全滅した。
明智軍10ユニット失い残り42ユニット。
織田軍30ユニット失い残り6ユニット。
織田軍移動フェイズ
織田軍戦闘フェイズ
控えの間で一雲斎針阿弥がまたも足軽衆を討ち取った。
だが、疲れた一雲斎針阿弥も、足軽衆によって、とうとう最期を迎えた。
奥書院で種田亀が明智秀満に切りかかったが、軽傷を負わせただけで返り討ちにあった。
廊下では今川孫二郎と足軽衆が相討ち!!
明智軍12ユニット失い残り40ユニット。
織田軍33ユニット失い残り3ユニット。
第5ターン
明智軍移動フェイズ
いよいよ信長が切腹する第5ターンだ。
明智軍としてはこのターンに信長を仕留めたいが、納戸の手前の廊下に織田軍がいて納戸に侵入できない。
鉄砲衆や弓衆で射撃することは、同じエリアに織田軍がいてはできないルールだから、織田信長を討ち取ることは不可能が確定している。
明智軍射撃フェイズ
廊下で金森義入、菅谷角蔵討ち死に
ついに信長の従者たちが全滅した。
明智軍戦闘フェイズ
織田軍移動フェイズ
織田軍戦闘フェイズ
織田信長状態判定フェイズ
♪人間五十年 下天のうちを~くらぶれば~ 夢幻の如くなり~♪
敦盛を歌い舞った後、信長が火を放ち切腹して果てた。
ちなみに火災マーカーはAH『戦闘指揮官』(Squad Leader)のもので本ゲームについていない。
あまりの火勢に明智軍は本能寺の建物から脱出した。明智光秀は信長の首をあげることができず、織田軍の戦術的勝利だ。
感想
このゲームでは毎回なぜか大活躍するヒーローが生まれるような気がする。今回は森蘭丸と一雲斎針阿弥だ。特に一雲斎針阿弥は戦闘力1だが3ユニットを討ち取った。最期は囲まれて討ち死にしたが天晴れの活躍ぶりだ。
盤上に並べてプレイすると、誰かに感情移入するものだ。
このゲームでは、私は、無名の足軽衆や鉄砲衆や弓衆に感情移入してしまう。
足軽達は誰が敵なのか、なぜ戦ってるのか、どう聞いていたのだろうか?織田信長を討つ、とわかってたのだろうか?
今のように写真や動画がない時代に、大多数の足軽達は信長の姿を知らなかっただろう。
「信長を攻撃する」と明智光秀から足軽達まで命令が下っていたとしたら、驚いた足軽の中には脱走して、知らせに走った者もいただろう。「勝てるだろうか?」と疑問を持つ者もいただろう。当時の足軽達は戦に勝てるかどうかについては敏感だったと思う。いくら下剋上の世の中とはいえ、信長を討ち取ることで勝って手柄を立てることができる、と思っただろうか?
光秀は部下たちにはあくまで「家康を討つ」と言ったのではないか。
足軽達は朝になって自分たちが織田信長を討ったことを知り、本能寺攻撃が謀反だったことを知って動揺したのではないか。
このゲームでは織田軍が勝つ可能性はゼロに限りなく近い。ユニット数も戦力も差があるし、明智軍は飛び道具の弓や鉄砲まで揃えている。本能寺の変を戦った人達を追体験できるゲームだと思う。
このゲームのルールで赤穂浪士による吉良義央邸襲撃、いわゆる忠臣蔵を再現してみると面白そうだなぁ、と思った。