Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

VASSALでプレイしてみた K2P『ドイツ戦車軍団』(ダンケルク)バトルレポート(AAP)


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K2P『ドイツ戦車軍団』(ダンケルク)をVASSALでプレイしてみた。

目次

  1. ■初期配置
  2. ■第1ターン(1940/05/14-15)
  3. ■第2ターン(1940/05/16-17)
  4. ■第3ターン(1940/05/18-19)
  5. ■第4ターン(1940/05/20-21)
  6. ■第5ターン(1940/05/22-23)
  7. ■第6ターン(1940/05/24-25)(最終ターン)
  8. ■勝利条件の確認
  9. ■感想

■初期配置

 

■第1ターン(1940/05/14-15)


ドイツ軍が前進する。

ドイツ軍がアルデンヌの森林地帯のフランス軍を混乱状態にした。

 

連合軍は南下してアルデンヌの出口を塞ごうとする。

 

■第2ターン(1940/05/16-17)

ドイツ軍がアルデンヌの森林地帯を突き進む。

 

南部では、フランス軍部隊が全滅してしまった。

北部ではドイツ軍3ユニットが混乱状態になった。

ドイツ軍としては、思ったように連合軍ユニットを壊滅できていない。

連合軍は、薄いとはいえ、戦線(青い線)を作ることに成功した。

北方の連合軍の反撃で、ドイツ軍2ユニットが混乱状態になった。次のドイツ軍プレイヤーターンにこの2ユニットが動けず戦闘に参加できないのは痛い。

 

■第3ターン(1940/05/18-19)

ドイツ軍は南部で攻勢をかける。ここでフランス軍を蹴散らせば、前方にはドーバー海峡に通じる平野が広がる。


なんと!!ドイツ軍の南部での攻勢は成功せず、4ユニットが混乱状態になってしまった。これは計算外だ。

連合軍は後退したドイツ軍を深追いせず、戦線を作る。

■第4ターン(1940/05/20-21)

ドイツ軍は遮二無二前進する。

 

南部のフランス軍が壊滅した。次のターンにはドイツ戦車軍団が突破できるか?

連合軍は戦線のほころびを塞ごうとするが、一箇所塞ぎきれない穴が開いてしまった。

 

■第5ターン(1940/05/22-23)

その開いた穴からドイツ軍が突破し北に旋回して連合軍を包囲しようとする。

しかし、ドイツ軍の攻撃はうまくいかず3ユニットが混乱状態になり、最南端の赤いマルで囲んだ所ではドイツ軍第一装甲師団による攻撃で連合軍を壊滅させることに失敗した!!

連合軍は、包囲された英軍部隊の救出のために、ドイツ軍第一装甲師団を包囲して攻撃する。

ドイツ軍第一装甲師団は退却できず、壊滅した!!

ドイツ軍は次のターンで連合軍を包囲して壊滅させる可能性が極めて少ない状況だ。

■第6ターン(1940/05/24-25)(最終ターン)

ドイツ軍は連合軍の連絡線を切断しようとするが移動力が足りない。

あちこちでドイツ軍は勝利を得るが、連合軍の連絡線を遮断することには失敗した。

連合軍は連絡線を遮断されなかったので勝利は確実だ。

 

■勝利条件の確認

ドイツ軍が35得点以下のため連合軍の勝利!!

 

■感想

連合軍がうまく戦線を構築し包囲されなかったのが勝因だった。

ドイツ軍は第一装甲師団が孤立して壊滅したのが大きかったが、それ以前に連合軍戦線を突破できなかったのが敗因だ。連合軍ユニットを壊滅することを期待した戦いで確実に仕留められなかったのも大きい。

 

連合軍は史実以上にうまく戦った。しかし、第一次世界大戦と比べるとドイツ軍の進撃を許してしまった。この後、ベルギーの崩壊は確実だし、フランス北部も放棄せざるを得ず、ドイツ軍のパリ進撃を防ぐ手立てはない状況だ。

ゲーム終了図の状況だと、イギリス軍がダンケルクから撤退できる可能性はかなり低いだろう。

史実よりイギリス軍の本土撤退人数が減るのは確実だ。

また、史実より遅くなるだろうが、フランスの降伏は確実だろう。

 

今回、VASSALでプレイしてみた。VASSALは、ボード・ウォーゲームをプレイするのにとてもいいツールだと思う。ユニットの上にマウスを置いたら、ユニットの下にある地形を見ることができればなおいい。

 

このゲームは、何度もプレイしたくなる好ゲームだ。デザイナーの黒田幸弘氏とVASSALモジュール製作の彩家 <psyche>様に感謝だ。