1982年にエポック社から発売された『日本機動部隊』は、大好きなゲームの一つだった。2019年にJapan War Game Classicsの一つとして発売された。
ゲーム盤やユニットのデザインがカラフルで美しくなってて嬉しい。
ルールブックもカラフルかつ例が豊富でわかりやすい。
自作ソリティア・シナリオニューギニア沖海戦シナリオを作ってみた。
今回は、それをプレイしてみたバトル・レポート(AAR)である。
2回は史実シナリオ、3回目は、ifシナリオをプレイした。
自作シナリオはこちらのリンク先を参照。
https://haruichiban0707.hatenablog.com/entry/2023/06/28/190000
初期配置
初期配置は次の通り。
■一回目
1942/02/20 1030
0900に日本軍大型飛行艇に発見されたので、日本軍の攻撃を予想しF4Fの発艦準備だ。
その最中に早くも日本軍一式陸攻が上空に来た!
激しい対空砲火で一式陸攻は全滅した。
1942/02/20 1200
上空にF4Fを1ユニット上げる。
日本軍一式陸攻が飛来した。
今度はF4Fが迎撃する。
一式陸攻もF4Fも半減した。
対空砲火で一式陸攻は全機撃墜された。
勝利条件の確認
一式陸攻2ユニット撃墜のため+2点のためアメリカ軍の勝利だ。
短時間で終わるのでもう一回プレイしてみる。
■二回目
1942/02/20 1030
0900に日本軍大型飛行艇に発見されたので、日本軍の攻撃を予想しF4Fの発艦準備だ。
その最中に早くも日本軍一式陸攻が2ユニット上空に来た!
F4Fは迎撃に間に合わない。
対空砲火だ!
対空砲火で一式陸攻は1ステップ失われた。
水平爆撃に入る。
対艦攻撃力は3(写真は代用ユニットのため攻撃力合計9)
爆弾はレキシントンの周辺に水柱を上げるが効果なしだ。
勝利条件の確認
一式陸攻1ユニット撃墜のため+1点のため引き分けだ。
■三回目
三回目はifシナリオをプレイしてみた。
1942/02/20 1030
F4F全機を発艦準備する。
日本軍は現れなかった。
1942/02/20 1200
F4F 1ユニットを上空に上げる。
日本軍はまたも現れなかった。
1942/02/20 1330
F4F2ユニットを上空に上げる、1ユニットは発艦準備に移動する。
日本軍機が来襲した。
零戦隊とF4F隊の空中戦だ。
F4F1.5ユニットが撃墜された。
激しい対空砲火だ。14火力でダイスは1。結果は0.5ユニットが撃墜された。
対艦攻撃表のダイス+5だ。
1/2の確率で中破、1/6の確率で小破、1/3の確率で無傷だ。
ダイスは1!!損害は8!!
レキシントンが中破!
発着艦影響はなし!
日本軍機は去って行った。
中破したレキシントンは戦場を離脱していった。
勝利条件の確認
一式陸攻1ユニット撃墜のため+1点
レキシントン中破のため-2点だ。
差し引き-1点のため日本軍の勝利だ。
感想
対空砲火が凄すぎて、水平爆撃では、レキシントンに被害を与える可能性は0%た。
史実シナリオだと仮に一式陸攻隊が2ユニット同時に登場しても、レキシントンに傷を負わせる可能性ははほぼない。
バランスとしてはifシナリオでかろうじて、といったところだ。
これは商用ゲームのシナリオにないわけだ。
本ゲームでの航空機の動かし方を練習するためのソロプレイ用シナリオと思えばいい。
それにしても、一式陸攻隊が護衛をつけずにレキシントン攻撃に向かったのは無謀だったと思う。
一式陸攻一機に7名搭乗しているから15機落ちるとそれだけで105名の貴重な命が失われたのだ。
触接を続けて翌日大兵力で迎撃するとか、夜戦に出るとか、何か検討できなかったのだろうか?
史実のバランスが悪いので、このシナリオのバランスも悪い。
戦争はスポーツではないのでバランスが悪いものだ。
それでも命を賭けた若者たちがいたことに思いを馳せてほしい。