Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

ヒット数期待値を計算してみた GJ021『上野戦争』


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ゲームジャーナル第21号には日本史ゲームが3個ついている。

そのうちの一つ『上野戦争』をソロプレイしてみた。

X(旧Twitter)でプレイしているのを見たこと、比較的身近で知っている場所であることから、プレイしたかった。

 

ユニット数30個

マップはA3x1枚(ヘクス数7x12)

ルールブック3ページ

1ターン=約1時間

1ユニット=約100人

ヘクスの対辺距離の記載はないが、谷中<=>団子坂が直線距離で約600mで、ヘクス数3だ。谷中<=>寛永寺も直線距離約600mでヘクス数3だ。従ってヘクスの対辺距離は約200mに相当する。

 

ルール概略は次の通りだ。

将棋のように両軍1ユニットずつ、移動するか射撃するか砲撃するか突撃するかパスする。両軍がパスするか全ユニットの行動が終了すると、次の回(ターン)に進む。

移動は歩兵は2移動力、砲兵は1移動力だ。

スタック制限は地形によって異なるが最大2ユニットだ。

射撃や砲撃はAH『太平洋の覇者』(Victory in the Pacific)やAH『英独大西洋の戦い』(War at Sea)のように攻撃力分ダイスを振り、5か6が出たらヒットありだ。

ヒット数2でユニットが壊滅する。

勝利条件は、官軍は4か所の寺社ヘクスを占領すること。彰義隊は西郷を討つことだ。

 

水域からの射撃だと6が出たらダメージあり、水域への射撃だと4から6の目でヒットだ。

ダイス数がいくつでどのくらいのヒット数を与えられるかを計算してみた。

 

この表の見方だが、水域にいる敵を射撃すると場合、射撃力が6なら3ヒット与えられる。

水域からの射撃だと、射撃力4だと0.7ヒットの期待値だ。

 

ダイスを7個振れる佐賀藩砲兵アームストロング砲はヒット数2.3だ。ヒット数2でそこにいるユニットは壊滅するから、その威力は絶大だ。

    ダイス数
  割合 1 2 3 4 5 6 7
4から6が出る確率 50% 50% 100% 150% 200% 250% 300% 350%
ヒット数期待値 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5
5から6が出る確率 33% 33% 66% 99% 132% 165% 198% 231%
ヒット数期待値 0.3 0.7 1.0 1.3 1.7 2.0 2.3
6が出る確率 17% 17% 34% 51% 68% 85% 102% 119%
ヒット数期待値 0.2 0.3 0.5 0.7 0.9 1.0 1.2