『猛将パットン』(Patton's 3rd Army)SPI社の『Strategy & Tactics』誌第78号、後にSPI社がボックスゲーム『パットン第3軍』(Patton's 3rd Army)として出版(日本ではホビージャパンの和訳がついた)し、その後、ホビージャパンから出版され、さらにその後、『コマンドマガジン』第81号として再版されたのが『猛将パットン』(Patton's 3rd Army)だ。
西部戦線シリーズ(Victory in the West Series)3作のうちの第1弾だ。1944年11月8日からのパットン第3軍によるメッツやロレーヌ地方への攻勢を描いている。
このゲームでは、戦闘結果表のカラムシフトが地形、構築陣地、防御拠点、泥沼、同一師団効果、諸兵連合効果、砲撃支援効果、航空ポイントと数多い。
戦闘時に忘れてしまいがちである。
そこで、戦闘記録_日本語版とBattle_Record_English版をExcelで作成してみた。
Sheet1で、防御側がいるヘクス番号や攻撃側戦闘力、防御側戦闘力や、カラムシフトの有無を入力すると、修正後の戦力比が表示される。
振ったサイコロの目を入力すると、結果が表示されるようになっている。
使ってみたい方はリンク先からダウンロードして使ってみてください。
使い方は「使い方」シートに下のような感じで書いておいた。
例
列 A: ターン
ゲームターンを入力する。これは単なる情報。
列 B: プレイヤーターン
攻撃側が「米」か「独」をリストボックスから選択する。
列 C: 米軍軍団
攻撃側が米軍の時、軍団名を選択する。これは単なる情報。
列 D: ヘクス
防御側のヘクス番号を入力する。
列 E: 地形
列 D:ヘクスを入力すると自動的に地形が表示される。
列 F:攻撃側戦闘力
攻撃側の戦闘力を入力する。左の写真の例だと、10+16+14=40
列 G:防御側戦闘力
防御側の戦闘力を入力する。左の写真の例だと7
列 H: [9.32]河川越し
攻撃側の全ユニットが河川越しの場合、「河川越し」を選択する。
攻撃側が「河川越し」でない場合、「-」を選択する。
列 I: 構築陣地
列 B が「米」かつ列 Dが「構築陣地」の時、この列に「構築陣地」と自動的に表示される。
列 J:[9.32]河川越し/[12.0]構築陣地
列 Hが「河川越し」かつ列 I「構築陣地」の場合、この列に「3」が自動的に表示される。
列 Hが「河川越し」かつ列 I「構築陣地」でない場合、この列に「2」が自動的に表示される。
列 K: [12.21]防御拠点
列 Bが「米」と列 D「防御拠点」の場合、この列に「1」が自動評価される。
列 V: 戦闘比
基本的な戦闘比が表示される。
列 W: [9.33]観測効果チェック
列 Dヘクスが丘陵から2ヘクス以内の場合、観測効果の可能性があるヘクスが自動的に表示される。
列Wのヘクスに攻撃側や防御側のユニットの存在を確認する。
列 X: [9.33]観測効果
この例では、攻撃側の米軍が2516ヘクスにいるので、「1」を選択する。
もし防御側が2516や2615ヘクスにいる場合、「-1」を選択する。
列 Y:[20.22]泥
もし、「泥」のターンは「-1」を選択する。
もし「泥」でない場合、「0」を選択する。
列 Z:[9.4]同一師団効果
攻撃側が同一師団効果の条件に合致する場合、1個師団の場合「1」や2個師団の場合「2」を選択する。
防御側が同一師団効果の条件に合う場合、「-1」を選択する。
列 AA:[9.5]諸兵連合効果
攻撃側が諸兵連合効果の条件に合致する場合、条件によって「1」や「2」や「3」を選ぶ。
列 AB:[9.6]砲撃支援効果
攻撃側の砲撃支援できる砲兵ユニットが3ヘクス以内にある場合、「1」や「2」を選択する。
防御側の砲撃ユニットが3ヘクス以内にある場合、「-1」を選択する。
この例の場合、攻撃側に砲撃支援できる砲兵ユニットが2個あり、防御側は1個あるので、「1」を選択する。1=2-1。
列 AC:[13.0]航空ポイント
攻撃側が航空ポイントを使う場合、「1」を選択する。
防御側が航空ポイントを使う場合、「-1」を選択する。
列 AD: シフト
列Xから列ACまでのシフト数合計が自動的に表示される。
正の数が右へのシフトを意味する。
負の数が左へのシフトを意味する。
列 AH:修整後戦闘比
列 AH: 修整後戦闘比 = 列 V + 列 AD
列 AI: サイの目
振ったサイコロの目を入力する。
列 AL:戦闘結果
戦闘結果が自動表示される。