AH『戦闘指揮官』(Squad Leader)シナリオ6「ヴェルキエ=ルキからの脱出」(Escape From Velikiye Luki)をプレイしてみた。
1943年1月12日 中央ロシア、ヴェルキエ=ルキで、ドイツ軍第277歩兵連隊が包囲された。ドイツ軍は孤立した核グループが各自の判断でソ連軍包囲網から夜間脱出するシナリオである。
ドイツ軍の勝利条件は3個分隊以上を地図盤西端から脱出させると勝利だ。
■初期配置
■第1ターン(1943/01/12)(夜間視認距離6)
ドイツ軍は北と南の部隊が西に走る。中央はソ連軍の視認距離内に入るため動けない。
ソ連軍は中央の夜間視認距離内の部隊に射撃をした。Firedマーカーは他のゲームからの借用したものだ。
■第2ターン(夜間視認距離10)
雲間から月が出て明るいためドイツ軍はなかなか進めない。
北を進むドイツ軍を止められないので指揮官Eastonovが部下を連れて偵察に向かった。
■第3ターン(夜間視認距離3)
月が雲に隠れた。ドイツ軍にとっては脱出のチャンスだ。
■第4ターン(夜間視認距離11)
月が出た!!
3D6の隠蔽マーカーが除去された。
3M7の隠蔽マーカーが除去された。
2C5でソ連軍指揮官Eastonovが戦死し、2個分隊全滅!!
ソ連軍はドイツ軍の隠蔽マーカー除去を焦りすぎた。
これで北部からドイツ軍が脱出するのを防げなくなった。
■第5ターン(夜間視認距離7)
ソ連軍は南部と中央部ではドイツ軍を足止めしているが、北部では完全に突破されてしまった。
南部のように、スタックせず戦線を作るべきだった。
■第6ターン(夜間視認距離6)
北部のドイツ軍はあと少しで脱出成功しそうだ。
3M6の隠蔽マーカーが除去された。
■第7ターン(夜間視認距離5)
ドイツ軍は北部で2スタック脱出成功。
■第8ターン(夜間視認距離5)
3V3の白兵戦は混戦状態になった。
■第9ターン(夜間視認距離8)
ドイツ軍3スタック目も脱出成功。
3V3の白兵戦は混戦状態が続いている。
3V3の白兵戦は混戦状態が続いている。
49.3に「第一」プレイヤーターンの白兵戦でも「隠蔽」コマは取り除かれない」とあるが、ではいつ取り除くのだろう?次の白兵戦期に隠蔽マーカーが除去されることとする。
■第10ターン(最終ターン)(夜間視認距離10)
3P2の白兵戦でドイツ軍の隠蔽マーカーが除去された。
3V3でドイツ軍指揮官Pitzと1個分隊戦闘不能。脱出不能のため全滅。
脱出成功したドイツ軍(左の赤枠)、残存部隊(中の青枠)、全滅部隊(右の黄枠)
ソ連軍の残存部隊(左の赤枠)と全滅部隊(右の黄枠)
■感想
部隊数が少なく、ソ連軍は視認できないと移動できないという移動制限があるが、とても面白いシナリオだ。
ソ連軍は南部のように北部でも戦線を作ってドイツ軍を防ぐべきだった。
AH『戦闘指揮官』(Squad Leader)のシナリオはどれも何回もやってみたくなる魅力あふれるシナリオが多い。