1982年にエポック社から発売された『日本機動部隊』は、大好きなゲームの一つだった。2019年にJapan War Game Classicsの一つとして発売された。
ゲーム盤やユニットのデザインがカラフルで美しくなってて嬉しい。
ルールブックもカラフルかつ例が豊富でわかりやすい。
自作ソリティア・シナリオレンネル島沖海戦シナリオを作ってみた。
今回は、それをプレイしてみたバトル・レポート(AAR)である。
自作シナリオへのリンク
自作シナリオはこちらのリンク先を参照。
haruichiban0707.hatenablog.com
https://haruichiban0707.hatenablog.com/entry/2024/06/13/180000
【0】初期配置
初期配置は次の通り。
【1】夜間ターン(1943/01/29)
701空の96式陸攻が史実同様、「シカゴ」に襲いかかる。
対空砲火は6で、ダイスは3-1=2、結果は2/0だが、近接信管の特別ルールで3/0となる。左側が対艦攻撃表におけるダイス修正で、右側がステップロス数だ。
今回はダイス修正+3だ。
対艦攻撃表で攻撃力が12でダイスは6+3(対空砲火)+1(特別ルール夜間)=10だ。結果は6だ。「シカゴ」が中破した。
「シカゴ」にとどめを刺すべく、705空の一式陸攻2ユニットが襲いかかる。
対空砲火は6でダイスは5だ。結果は1/1だが、近接信管の特別ルールで2/1となる。
一式陸攻がステップロスして、対艦攻撃力9だ。ダイスは5+2(対空砲火)+1(夜間)=8だ。結果は6だ。「シカゴ」は沈没した。
対空砲火は2でダイスは1だ。結果は2/0だ。
「シカゴ」ではないので近接信管の特別ルールが適用されない。
対艦攻撃力3でダイスは2+2(対空砲火)+1(夜間)=5だ。戦果なしだ。
【2】昼間ターン(1943/01/30)
昼間ターンだ。上空にF4Fが1ユニットいる。
F4Fが2ステップの一式陸攻に襲いかかる。空戦能力は3-2=1だ。ダイスは1で結果はA2だ。一式陸攻1ユニットが次々と海中に没していった。
ここまでで日本軍の勝利得点は重巡「シカゴ」撃沈で3点。
陸攻1.5ユニットを失ったので-1.5点
3-1.5=1.5点でこのままなら引き分けだ。駆逐艦を中破させれば日本軍の勝利だ。
対空砲火は2でダイスは3で結果は1/0だ。
一式陸攻の対艦攻撃力3でダイスは2+1=3で結果は3で駆逐艦が大破した!!
【3】勝利条件の確認
重巡「シカゴ」撃沈のため+3点
駆逐艦1ユニット大破のため+0.5点
陸攻1.5ユニット撃墜のため-1.5点
(3+0.5)-1.5=2点のため、日本軍の勝利だ。
【4】感想
夜間攻撃の不利、近接信管による対空砲火という日本側からは見えない効果があり、日本軍の空襲は、マレー沖海戦のような戦果をあげられなかった。損害も大きかったが、久しぶりの陸攻隊の活躍だった。
選択の余地がない練習シナリオであって、商用ゲームのシナリオにはできないだろう。
第二次ソロモン海戦のマップを使い、輸送船団、米軍機動部隊、TF18の3部隊を登場させて、陸攻隊がどれを発見でき、攻撃できるかをテーマにした簡単なシナリオもいいと思う。
あまり語られることが少ない戦いだったが、自作シナリオを作るために調べてみる過程が面白い。
次はビスマルク海海戦、通称「ダンピール海峡の悲劇」シナリオを作ってみたい。