2021/11/08の記事で、「照準線がよくわからない」と書いたが、ルール・ブックをよく読むと、[5.4]「2ヘクスの距離で間にシティヘクスまたはシティ・ヘクスの辺を挟んで機会射撃はできない。」という主旨の項目があった。逆にそれ以外はいい、ということだ。
また、第1ターン中に英軍がどんなに進んでも、第2ターンにドイツ軍の増援が多数入ってくる前に、アルンヘムまで到達できない。ドイツ軍ユニットがブロックするからだ。
そのため、史実のようにアルンヘムに突入し、市街戦にならなかった。アルンヘム直前でブロックされてしまったからだ。
「史実ではドイツ軍がアホだったのだろうか?そんな馬鹿なはずはない。何か見落としているはずだ。」
ルール・ブックを再読すると、[4.8]に「独軍高射砲部隊(ヘクス2214)Stat Flakは決して移動できない。」「独軍の1/9/9SS装甲部隊は第1ターン間は移動不可とする。」とあった。
このルールを見落としていた!!
そこで再挑戦。
第1ターン英軍移動フェイズ後。右のドイツ軍2ユニットは動けないので、第2ターンにはアルンヘムに入れるのは確実だ。
第2ターン英軍移動フェイズ終了時の状況は次の写真。ついでにアルンヘム防衛の態勢もできた。
これだったら、史実通りのアルンヘムでの激しい市街戦になる。
さらに第9ターンに降下するポーランド軍だが、史実どおりに川の南岸に降下するのもありだ。2/3で混乱状態になるが、ここだとアルンヘムをすぐ救援できる。
これまで、地形を見ているとポーランド軍の降下地点は第1ターンや第3ターンの英軍と同じように北西のわずかな平地しか考えられなかった。どうして史実では南岸に降下したのかわからなかった。
史実通りの南岸だと、2/3の確率で混乱状態になるので躊躇していたが、アルンヘムでこれだけ頑張れるなら、リスクをおかす価値がある。
たった2項目のルール、2ユニットの移動だが、全然ゲームの様相が変わってしまうから、見落としないようにやっぱりちゃんとルールを読まないといけないなぁ、とあらためて実感しした。