Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

シミュレーションゲームマガジン タクテクス TACTICS 第30号(1986/5/1)

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TACTICS第30号 表紙

 


TACTICS第30号(1986/5/1)を読んでみた。

付録ゲームはSPI『中国農場』(Chinese Farm)。中国国共内戦がテーマかと思ったら中東の戦いだったのですね。イスラエルが攻撃した農場が日本の援助でできた所で日本語の文書を見て中国の農場と勘違いしたらしいです。

日本語ルールはAH『パンツァー・クリーク』(Panzerkrieg)だ。

 

もくじは次のとおり。

 

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TACTICS第30号 もくじ

p.4 アンケート結果

タクテクス誌が実施したアンケート結果が毎号出ているが、第30号では、一人で指揮できるユニット数についてのアンケートだ。平均222個になっている。10代の最頻値は200個程度だが、23歳以上は100個程度になっているのが興味深い。今私が答えるなら50個以内、トシかなぁ~。

 

p.22 フリードリヒ大王と7年戦争 竹内正憲

7年戦争については世界史で暗記した程度の知識しかなかったが、当時のプロイセン、フリードリヒ大王の立場を考えると、胃がキリキリ痛んだろうな、と思う。

 

p.28 Run(はしれ)グレネード 岡崎友三

ポニー=PONYCA社『オペレーション・グレネード』の紹介。SPIの『オペレーション・グレネード』(Operation Granade)をPC-8801上で動くようにした製品だ。裏表紙の宣伝を見ると、PC-8801が5インチフロッピーディスクで発売中。,800円だ。PC-9801MSX23.5インチフロッピーディスクで近日発売となっている。スクリーン・ショットを見るとだいぶ画素が荒そうだ。

コンピュータとの対戦のようだ。存在を知らなかっただけに驚いた。

当時は機種ごとにソフトウェアは別々だった。このゲームがどのくらい売れたのだろうか?

二度と動いているところを見ることはできないのだろうなぁ・・・。

それともどこかの互換環境で動かせるのだろうか?

 

p.79 アド・テクノス社広告ページ

アド・テクノス社の広告ページに『ウィンドサーフィン』や『ハンググライダー』の広告があった。そのコピーが「いま最高にナウいパーティーゲーム」だ。死語になった「ナウい」を見てなんだか可笑しくなった。

 

p.80 スポーツワイドショー プロ野球ゲームニュース RITZ

当時のプロ野球選手の年俸が並んでいて興味深い。落合博満もまだ9700万円で1億円に達していなかったようだ。

 

p.85 Squad Leader Clinic

第27号の問題3に対する解答・討論編。シナリオ2で隠蔽カウンターを除去するために準備射撃をせずに移動するか、という問題だ。私の答えはYes、1ヘクス1ユニットになるよう散開させながら移動する、だった。得票数は最多だった。討論編を読むと、「なるほどなぁ~。一理あるなぁ~」とうなるものが多い。

 

p.88 ファランクス兵団西へ B.C. 315 浅野竜二

アドテクノス 『アレクサンドロスの遺産』のリプレイ。ゲーム盤を使った説明とミニチュアを使った写真によるリプレイ記事。ゲームを知らなくても説明がわかりやすい。ミニチュアの写真が雰囲気をよく再現していていい。

 

p.102 ホビージャパン広告

IJNⅡ』が改題されて『フリート・バトルズ』になった広告が出ていた。『IJN』の続編が出たのはウォーゲームを再開するまで知らなかったが、こうして広告になっているのを見るとなんだか不思議な感覚がする。

p.106 ゲームクラブ集合

当時、私が通っていた学校にもゲームクラブがあったのかぁ・・・。校舎内でどこかですれ違ってたかもしれないのだなぁ・・・。