『ASL Classic』は『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズのシナリオをAdvanced Squad Leader(ASL)のユニット、ルールにしたものだ。
『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズを知っている者にとってはASLに入りやすい。
読むルールの項目が限定されるのもいい。
そこで『戦闘指揮官』(Squad Leader)シナリオ1をASL化した「The Guards Counterattack」で練習してみた。
『ASL CLASSIC』の本誌中にSquad Leader Clinicsという記事があり、初期配置やAfter Action ReportやAttacker's Tactics, Defender's Tacticsがある。
この記事中のセットアップを見ると高度レベル0に配置したり半個分隊(HS)にしたりしている。
今回は、この記事に従って初期配置してみよう。
目次
■初期配置
■第1ターン(1942/10/06)
●回復期(RPh)
●準備射撃期(PFPh)
G6のドイツ軍半個分隊混乱状態
●移動期(MPh)
ドイツ軍の臨機射撃でソ連軍親衛赤軍が早くも3個分隊壊滅した。
●防御射撃フェイズ(DFPh)
●前進射撃フェイズ(AFPh)
●潰走フェイズ(RPh)
●突撃フェイズ(APh)
●白兵戦フェイズ(CCPh)
●回復フェイズ(RPh)
●準備射撃フェイズ(PFPh)
●移動期(MPh)
●防御射撃フェイズ(DFPh)
●前進射撃フェイズ(AFPh)
●潰走フェイズ(RtPh)
●突撃フェイズ(APh)
●白兵戦フェイズ(CCPh)
■第2ターン
●回復フェイズ(RPh)
●準備射撃フェイズ(PFPh)
L6のドイツ軍指揮官と3個分隊が混乱状態。
●移動フェイズ(MPh)
親衛赤軍のF5への移動はことごとく失敗した。
Squad Leader Clinicを読むと、Use the Dash to get units into F5.とある。ダッシュ?
ルール4.63にダッシュがある。開豁地以外から道路を横切るからダッシュの条件に合う。
ダッシュの場合、地域射撃となって火力が半減する。これは大きい!!そうか、ダッシュを使わないとF5の建物には入れない。これまで2回ソ連軍親衛赤軍が壊滅したのはそこだ。
●防御射撃フェイズ(DFPh)
●前進射撃フェイズ(AFPh)
●潰走フェイズ(RtPh)
●突撃フェイズ(APh)
●白兵戦フェイズ(CCPh)
●回復期(RPh)
ドイツ軍L6で回復失敗
●準備射撃フェイズ(PFPh)
●移動フェイズ(MPh)
Squad Leader Clinicにあるとおりドイツ軍はM9からM7へ移動する。L6の3個分隊を助けるためにも行かなければならない。
●防御射撃フェイズ(DFPh)
●前進射撃フェイズ(AFPh)
●潰走フェイズ(RtPh)
●突撃フェイズ(APh)
●白兵戦フェイズ(CCPh)
■第3ターン
●回復フェイズ(RPh)
●準備射撃フェイズ(PFPh)
L6のドイツ軍指揮官と4-6-7分隊混乱状態
G6のドイツ軍指揮官と4-6-7分隊2個混乱状態
●移動フェイズ(MPh)
M6で残留火力で4-4-7分隊1個壊滅
●防御射撃フェイズ(DFPh)
●前進射撃フェイズ(AFPh)
●潰走フェイズ(RtPh)
●突撃フェイズ(APh)
●白兵戦フェイズ(CCPh)
●回復フェイズ(RPh)
L7のドイツ軍が全部回復した。
ソ連軍も全部隊回復した。
●準備射撃フェイズ(PFPh)
●移動フェイズ(MPh)
●防御射撃フェイズ(DFPh)
●前進射撃フェイズ(AFPh)
●潰走フェイズ(RtPh)
●突撃フェイズ(APh)
●白兵戦フェイズ(CCPh)
L6の白兵戦
ドイツ軍は13-6→2-1
ソ連軍は6-4→3-2
ダイスはドイツ軍6ソ連軍6!!
ドイツ軍1個分隊壊滅
●戦況の分析
ドイツ軍は何とかM7、F5の建物を守り通した。
ドイツ軍の残りは13個分隊中10個分隊
■第4ターン
●回復フェイズ(RPh)
●準備射撃フェイズ(PFPh)
G6のドイツ軍4-6-7分隊1個壊滅
●移動フェイズ(MPh)
●防御射撃フェイズ(DFPh)
●前進射撃フェイズ(AFPh)
●潰走フェイズ(RtPh)
●突撃フェイズ(APh)
●白兵戦フェイズ(CCPh)
●回復フェイズ(RPh)
●準備射撃フェイズ(PFPh)
I4の狂暴兵が損耗し壊滅した。
●移動フェイズ(MPh)
●防御射撃フェイズ(DFPh)
●前進射撃フェイズ(AFPh)
●潰走フェイズ(RtPh)
●突撃フェイズ(APh)
●白兵戦フェイズ(CCPh)
●戦況の分析
ドイツ軍は何とか当初の建物を守り通している。
ドイツ軍の残りは13個分隊中9個分隊
ソ連軍が勝利条件を達成するのは非常に困難だ。
■第5ターン(最終ターン)
●回復フェイズ(RPh)
●準備射撃フェイズ(PFPh)
●移動フェイズ(MPh)
ソ連軍は全部隊突撃開始した。
●防御射撃フェイズ(DFPh)
●前進射撃フェイズ(AFPh)
●潰走フェイズ(RtPh)
●突撃フェイズ(APh)
●白兵戦フェイズ(CCPh)
■勝利条件の確認
ソ連軍がF5の建物1個、奪取したが、2個奪えなかったので、ドイツ軍の勝利!!
■感想
F5の建物を奪うのにダッシュを使うのは有効だと思った。
他に人海戦術や狙撃兵ルールもあるのでそれらも使ってみるとソ連軍が勝つチャンスが出るかもしれない。
ドイツ軍はL6に集中させた3個分隊と指揮官が混乱状態になったときが最大のピンチだった。回復が間に合ってM7の建物を失わなくてすんだ。
ASLは防御射撃ルールが詳細になったので守るドイツ軍が有利な気がする。
『戦闘指揮官』(Squad Leader)だとF5とK5の建物は諦めてN5の建物を奪取することになりがちだが、ASLルールだと無理して取りに行かなくてもいいように思う。
ASLは『戦闘指揮官』(Squad Leader)シリーズに比べて選択肢が増えたのでよく覚えておかないと使えない。
もう少し歩兵だけのシナリオで練習しないとまだまだ身につかない。
ASLの深い世界に完全にはまったなぁ~