ASL Scenario 3 THE CZERNIAKOW BRIDGEHEADのシナリオカードの日本語訳をしてみた。
ASLシナリオの和訳は、ネットを探すと、下記リンク先にもあるので、「今さら必要か?」とはなるが、自分で訳すことでシナリオ理解が進むので訳してみた。
この日本語訳は、MMP『Beyond Valor』3rd Editionを元にした。
誤訳もあると思うので、正しくプレイするには、オリジナルの英文シナリオを使用してください。
題名を直訳すると『ツェルニアクフ橋頭堡』
1944年9月22日、ポーランド、ワルシャワ 139 SOLEC:
現場指揮官の熱意と西側の批判に押され、ポーランド第1軍部隊がVistula河を渡河して、荒廃した都市に進むことをSTAVKAは承認した。16日、Berlingの部隊は、ワルシャワの大釜に入り、ポーランドHome ArmyのKampinosグループと合流した。5日間、この浅い橋頭堡は、ドイツ軍の旗の下で戦ったKaminskiの白ロシア軍によって砲撃され、散発的な攻撃を受けた。ソビエト軍によってポーランド第1軍に徴集されたポーランド人徴募兵は、ベテランの兵士達にはかなわなかった。Vistula河東岸への撤退が承認されたのも束の間、ドイツ軍の強力な偵察が開始され、撤退は潰走に急変した。
勝利条件:ドイツ軍プレイヤーは、ソ連軍より多くのCVP(A26.22)(SSR2参照)を得、さらにゲーム終了時に地図盤8上のいずれかに未修正で20火力以上の部隊があれば勝利。
バランス:
ドイツ:OBに、SPW251/1を追加する。
ソ連:Kampion戦闘隊は戦意高揚(Fanatic)である。
ターン記録表:
ソ連軍が最初に配置[177]
ドイツ軍が先に移動[174]
戦闘序列:
第9歩兵連隊の一部[ELR:2] 運河の東の地図盤23の完全ヘクスに、1 ヘクスあたり最大 1MMCを配置する(区域(Location)ではない)。
ポーランド Home Army Kaminos戦闘グループの一部[ELR:5] 地図盤20/8の全ヘクスのどこにでも配置。{SAN:6}
Kaminski の白ロシア旅団[ELR:3]の一部[ELR:3] 地図盤23 の運河の西の任意の全ヘクスに配置: {SAN: 2}。
特別ルール:
- 環境条件は湿潤(B25.5)、無風である。運河は深い。
- 全ソ連軍4-4-7部隊は、ドイツ最初のRPh終了時にNMCを受けなければならない。この NMC に失敗したユニットは混乱状態、DM状態になる。通常とおり、ELR失敗によるユニットの置き換え、戦渦(Heat of Battle)、釘付け(Pinning)、および損耗はすべてこの NMC に適用される。
- ポーランドHome Armyユニットは火炎瓶(A22.6)、静粛、および地下道移動(B8.4)を使用できるが、弾薬不足(A19.131)に悩まされる。
- ソ連軍プレイヤーはポーランドHome Army軍2個と、それらとスタックしてい る指揮官/SWユニットに HIP(A12.3)できる。
- 地図盤8の建物はすべて石造である。地図盤20と地図盤23にあるすべての2ヘクスの建物は木製の瓦礫とみなす。
- ソ連軍プレイヤーはドイツ軍ユニットが地図盤20に進入した後でのみ、SAN6を使用できる。それまでは狙撃兵の能力はない。
結末:ソ連軍主導のポーランド軍が駐留する外郭線は北と南を維持していた。しかし、中央部は猛攻を受け崩れ落ちた。パニックに陥ったポーランド軍は、旋風を巻き起こす突撃の前に、川に向かって走り出した。Solec通りに沿ったPolish Home Armyの戦線を通過したとき、追撃が止んだ。Kampinosの頑強な街頭の戦士達が待ち伏せしたのだ。翌朝、ソ連軍は撤退した。ポーランド軍はその運命に身を任せた。ポーランド第一軍の「ソビエト」英雄2000人以上がCzerniakow橋頭堡から戻らなかったとソ連側の記録にある。