Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

【参考文献】小林源文『パンツァーフォー/街道上の怪物』(ゴマブックス)(2019/10/10)


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1977年から1980年にかけて『ホビージャパン』誌に連載していた小林源文氏の劇画をまとめたもの。

コンビニで目に入ったので入手した。

当時、毎号、楽しみに読んでいた。

 

主人公ハントはバルバロッサ作戦、エルアラメイン、ハリコフ、クルスク、ノルマンディー、ベルリンの戦場を戦車兵として転戦する。

ハントに恨みを持つソ連兵やクルスクでハントに助けられたラインハルトらが登場する。

 

小林源文氏の劇画は、1コマ1コマの絵が単独で作品として完成していて素晴らしい。ストーリー展開や人物描写を、この人に求めてはいけない。

 

それでも『ソルジャー★ブルース』は、日本の不良学生、ウクライナの暴動鎮圧でやりすぎて降格させられアフガニスタンで負傷したロシア人、海軍刑務所で縛り首になった黒人兵らが特殊任務を帯びて世界の戦場を飛び回る。ストーリー展開といい人物描写といい、小林源文氏の最高傑作はこれだと思う。

 

覆面の指揮官ハントは『パンツァーフォー』の主人公ハントだと勝手に思っている。

 

ビットマン、パイパー、シュナイダーライト、ルーデルやハルトマンらの伝記や『街道上の怪物』以下の兵器紹介は、わかりやすく素晴らしい。

 

ステルスファイターとして幻のF19が掲載されているのが懐かしい。

 

ウォーゲームプレイの前後に読むとイメージが膨らんでいいのが小林源文氏の劇画だと思う。