AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)シナリオ28「ストンヌの反撃」(Couterstroke at Stonne)をプレイしてみた。
1940年5月15日、フランスでグロスドイッチュランド連隊に対するフランス軍の反撃を描いたシナリオだ。
追加ルールは、129.フランス軍装甲車両、130.車両の命中位置と頻度、131.装甲の部分的貫通による衝撃だ。
129.フランス軍装甲車両には、1人用砲塔や無線非装備全般に関するルールが含まれている。
130.車両の命中位置と頻度ルールには、色つきサイコロと色なしサイコロの記述がある。色つきサイコロを使う記述は他になかったが・・・。131.装甲の部分的貫通による衝撃ルールには、破壊確認のサイコロの目=破壊ナンバー+1だと士気チェックし失敗したら衝撃カウンターを載せたり、車体下部への衝撃だと旋回して+1移動するルールが追加された。どのサイコロを振ったときにどんな数字だとどうなるか、が蓄積してきて時々忘れるので早見表に追記してほしいものだ。
勝利条件は、地図盤3と6の石造建物ヘクスを多く占領した方が勝利だ。
■初期配置
天候 晴れ
環境条件 適湿度
風向 南から北
風力 微風
■第1ターン(1940/05/15)
フランス軍B1へのドイツ軍37mm対戦車砲(47mm砲で代用)の射撃は命中したが跳ね返された!!
フランス軍B1を射撃したドイツ軍歩兵砲が故障!!
B1の重装甲がドイツ軍歩兵砲の80m(2ヘクス)の射撃による砲弾を跳ね返した!
4Q3でフランス軍9-1指揮官戦闘不能。4-5-7E分隊壊滅。4-5-7G分隊狂暴化!ソ連軍狂暴化ユニットで代用する。
4N2でフランス軍3-5-7N分隊壊滅
6N1でフランス軍B1がドイツ軍37mm対戦車砲(47mm砲で代用)によって40mの至近距離から撃破!!
『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)の残骸の向きは『戦闘指揮官』(Squad Leader)、『クロス・オブ・アイアン』(Cross of Iron)と異なった向きだ。どちらに向ければいいのだろう?
■第2ターン
フランス軍B1が側面から37mm対戦車砲(47mm砲で代用)の砲撃を受けたが2発跳弾!
フランス軍H39は1輌は無線機を装備してないためサイコロ運が悪くこのターン移動できない。
ドイツ軍の十字砲火が火を噴いた!
3U1の37L砲は命中しなかったが丘の上からの47L砲が3Y1でフランス軍H39を撃破!!
4T8でフランス軍8-1指揮官、4-5-7分隊3個壊滅!!
これは不用意な移動をしてしまった!!
3EE2でドイツ軍III号突撃砲がフランス軍H39を撃破!!
9-1戦車指揮官が指揮していたのでギリギリ命中して撃破できた。
3Q3でフランス軍9-1指揮官が4-5-7分隊とともに逃亡
6O4でドイツ軍9-1指揮官、I分隊、K分隊壊滅
6Q4でドイツ軍操作班全滅、歩兵砲破壊
■第3ターン
なんと!H39の上部装甲が分厚くて37mm砲では破壊できない!
白兵戦で6M2でドイツ軍操作班全滅。狂暴化していたフランス軍G分隊が元に戻った。
6H1でフランス軍8-0指揮官戦闘不能。4-5-7K分隊壊滅
距離480m(12ヘクス)でドイツ軍III号突撃砲がフランス軍B1を撃破!!
サイコロ5以下(27.8%の確率)だったが4回目でようやく破壊できたから確率どおりだ。
3L1の白兵戦でドイツ軍操作班全滅
■第4ターン
SPW251/10の射撃は後面からの射撃だが跳弾!!
37mm砲だとなかなか撃破できない。
SPW251/10の砲塔を右に旋回しての射撃で致命的命中!!H39撃破!!
6N3でドイツ軍2個分隊戦闘不能。脱出不能で壊滅
6T9で80mの距離からH39の後面を射撃したSPW251/10がH39F号車を撃破!!
フランス軍H39は5輌中4輌破壊。B1は5輌中2輌破壊。
ドイツ軍は4-6-7分隊が12個中6個、操作班3個中3個全滅
6N5でドイツ軍8-0指揮官戦闘不能、2個分隊壊滅
フランス軍は地図盤6の石造建物7ヘクスは全部占領しそうだ。地図盤3の石造建物9ヘクス中どれだけ占領できるだろうか。
■第5ターン
ドイツ軍は37mm対戦車砲の射撃を80m(2ヘクス)の至近距離から浴びせかけるがB1には損害を与えられない。
6M6でドイツ軍8-0指揮官戦死
ドイツ軍III号突撃砲がB1を280m(7ヘクス)から側面を射撃して撃破!!
ドイツ軍37mm対戦車砲の十字砲火は80m(2ヘクス)の至近距離にもかかわらずB1が跳ね返す。
III号突撃砲が13ヘクス(510m)からの長距離射撃で撃破!!
フランス軍は、戦車の残りがB1が1輌、H39も1輌だけだ。
SPW251/10が40m(1ヘクス)でH39を射撃!致命的命中!撃破!!
3M2でドイツ軍2個分隊戦闘不能
■第6ターン
ドイツ軍L分隊回復できず潰走
ドイツ軍残り5個分隊。
6K7でドイツ軍SPW251/10撃破!!
6T9でフランス軍8-0指揮官、J分隊壊滅
6L8でフランス軍3-5-7分隊壊滅
3T3の白兵戦でドイツ軍指揮官8-1戦死
6M6でフランス軍8-1指揮官と2個分隊戦闘不能
■第7ターン
6P10、6R10でフランス軍3-5-7分隊壊滅
3M2の白兵戦でドイツ軍9-2,8-1指揮官戦死
3P1の白兵戦でドイツ軍操作班とフランス軍3-5-7分隊相撃ち
3R2の白兵戦でドイツ軍操作班全滅。
ドイツ軍は残り4-6-7分隊が5個だけだ。
フランス軍は4-5-7分隊12個、3-5-7分隊4個。
フランス軍は地図盤3の石造建物も5ヘクス占領した。
ドイツ軍は残り4ヘクス。
3N2でドイツ軍1個分隊脱出不能のため壊滅
3M2と3S3の二ヶ所で混戦状態。
■第8ターン
3M2の白兵戦でフランス軍1個分隊、ドイツ軍2個分隊壊滅
3S2の白兵戦でドイツ軍2個分隊と9-1指揮官壊滅
ドイツ軍指揮官8-0以外の指揮官、分隊全滅した。
フランス軍は4-5-7分隊が19個中8個壊滅11個残り。3-5-7分隊が、9個中5個壊滅し残り4個。
ドイツ軍はIII号突撃砲2輌、SPW251/10ハーフトラック1輌、SPW251/1ハーフトラック3輌、I号駆逐戦車2輌が残存。
勝利条件の石造建物の占領は無理とみて(車両を放棄し操作班で戦う手もあるが無理と判断)退却した。
フランス軍の勝利!!
■感想
分厚い装甲、強力な砲を持つB1は、歩兵支援戦車としては凄い。
当時の標準的な対戦車砲である37mm砲ではなかなか対抗できない。
ドイツ軍が電撃戦を実施するまでの戦車に必要な能力はこれで十分だったことがよくわかる。