Haruichibanのウォーゲームのおと

80年代にシミュレーションゲームにはまったが長い冬眠に入り、コロナ禍やライフイベントの変化により、再開した出戻りヘッポコウォーゲーマーのノート。

2_3_戦場:西部戦線

VASSALでプレイしてみた K2P『ドイツ戦車軍団』(ダンケルク)バトルレポート(AAP)

K2P『ドイツ戦車軍団』(ダンケルク)をVASSALでプレイしてみた。 目次 ■初期配置 ■第1ターン(1940/05/14-15) ■第2ターン(1940/05/16-17) ■第3ターン(1940/05/18-19) ■第4ターン(1940/05/20-21) ■第5ターン(1940/05/22-23) ■第6ターン(1940/05/24-25)(最終ター…

連合軍の連絡線が通るか? K2P『ドイツ戦車軍団』(ダンケルク)バトルレポート(AAP)

5月はやはり西方電撃戦ゲームの月だ。 ということで、83年前の西方電撃戦に思いを馳せながら、K2P『ドイツ戦車軍団』(ダンケルク)をプレイしてみた。 本記事の末尾に、本ブログでとりあげた本ゲーム関連記事をまとめておいた。 目次 ■初期配置 ■第1ターン(19…

【参考文献】『ノルマンディー上陸作戦』 歴史群像第二次欧州戦史シリーズ8 学習研究社 (1999/03/01)

表紙の『「太平洋の壁」打ち砕いた』は『「大西洋の壁」打ち砕いた』の誤記ですね もくじはこちら シシリー島上陸作戦からノルマンディー上陸作戦をまとめたムックだ。 上陸作戦に対する防御法、上陸作戦を実施する上陸舟艇や人口港マルベリーなどが、写真、…

MMP ASL『Croix de Guerre』 コンポーネント紹介

MMPのASLコア・モジュール第10aの『Croix de Guerre』を入手した。 直訳すると「戦争の十字架」となる。戦争で勇敢な行動をした軍人に与えられる勲章のようだ。フランス版クロス・オブ・アイアンといったところだろうか。 AH版の第10作も『Croix de Guerre』…

MMP ASL『For King and Country』 コンポーネント紹介

MMPのASLコア・モジュール第5aの『For King and Country』を入手した。 AH版の第5作は『West of Alamein』だったが、『West of Alamein』は絶版となり、新たに『For King and Country』となった。 タイトルを翻訳すると『国王と祖国のために』と言ったところ…

MMP ASL『YANKS』第2版 コンポーネント紹介

MMPのASLコア・モジュール第3弾の『YANKS』を入手した。 ボックス・アートはAH版と変更になった。 また『Beyond Valor』とトーンが異なりリアルな感じになった。 ボックスにはASL Module 3aと書いてある。 もともとAH版は第2弾が『Paratrooper』、第3弾が『Y…

ドイツ陸軍総司令部の作戦計画を試してみた K2P『ドイツ戦車軍団』(ダンケルク)バトルレポート(AAP)

K2P『ドイツ戦車軍団』(ダンケルク)でドイツ軍装甲師団の配置を変えてみた。 ドイツ軍によるフランス侵攻作戦は、1939年9月から1940年5月までに何度も作戦計画が作成され、天候不順による延期が繰り返された。 その間にマンシュタインの作ったアルデンヌの森…

小さな地図盤だが展開が最高に面白いシナリオだ! AH『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)「シナリオ43 コンマーシャイトの戦闘」(Action At Kommerscheidt)バトル・レポート(AAR)

1944年11月4日、ドイツ、コンマーシャイト。ジークフリート線内に進入したアメリカ軍だがドイツ軍の反撃によりシュミットの町を奪回された。 その勢いでドイツ軍は小さな村コンマーシャイトを奪還しようとした。 導入されるルールは171.連合軍の戦闘爆撃機 …

【参考文献】『英独航空決戦』 歴史群像第二次欧州戦史シリーズ3 学習研究社 (1997/12/01)

もくじはこちら p.8 「あしか作戦」最終計画案 文/鷹光隆 CG/伊藤大地 イギリス侵攻作戦は第一波10個師団、第二波と第三波各6個師団。意外と少なかったのには驚いた。それしか運べないドイツ軍の貧弱な海運力だったのだ。 p.10 英本土上陸部隊の兵器 文・イ…

アメリカ軍は西岸に渡れるか? AH『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)「シナリオ40 ドルノットの水位標」(The Dornot Watermark)バトル・レポート(AAR)

1944/09/10 ドイツ ドルノット メッツ攻防戦がなかなか進展しない。 補給切れとなったアメリカ軍は、ドルノットでモーゼル川西岸に、とうとう撤退することにした。 追加ルールは164.装備の所有 165.水泳だ。 勝利条件はアメリカ軍が18個の分隊または指揮官を…

連合軍がアントワープは確保したが・・・ K2P『ドイツ戦車軍団』(ダンケルク)バトルレポート(AAP)

K2P『ドイツ戦車軍団』(ダンケルク)を久しぶりにプレイしてみた。 本ブログで確認すると、約1年と少しぶりだ。 本記事の末尾に、本ブログでとりあげた本ゲーム関連記事をまとめておいた。 目次 ■初期配置 ■第1ターン(1940/05/14-15) ■第2ターン(1940/05/16-1…

【参考文献】『西方電撃戦』 歴史群像第二次欧州戦史シリーズ2 学習研究社 (1997/08/20)

もくじはこちら 西方電撃戦をテーマにしたウォーゲームをプレイするのにとても参考になる。 p.9 作戦重点は戦線中央。歩兵の後方に機甲師団 さらに後続の梯隊を縦深に配備。 文/鷹光隆 CG作成/伊藤大地 ドイツ陸軍参謀本部作戦室に掲げられたものを再現したC…

ギリギリの展開が楽しめる好シナリオ! AH『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)「シナリオ36ヴァイセンホーフの十字路」(Weissenhof CrossRoads)バトル・レポート(AAR)

1944/12/16、ラインの守り作戦が始まった。いわゆるバルジの戦いだ。 このシナリオは、ヴァイセンホーフ(Weissenhof)をめぐるアメリカ軍第106歩兵師団第424歩兵連隊に対するドイツ軍第62国民擲弾兵師団第190連隊との戦いだ。 3W『Hitler's Last Gamble』のマ…

比べてみた HJ『マーケットガーデン作戦』(Operation Market-Garden)とS&T077『奇襲空挺部隊』(Paratroop)『レッド・デビルス』(Red Devils)

同じマーケットガーデン作戦というテーマで、ユニット規模も大隊規模とほぼ同じゲームである、S&T077『奇襲空挺部隊』(Paratroop)『レッド・デビルス』(Red Devils)(以下RDと略す)とHJ『マーケットガーデン作戦』(Operation Market-Garden)(以下OMGと略す)を…

ヴァルクホーフ塔をめぐる大激戦! AH『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)「シナリオ34ナイメーヘンの橋におけるクライマックス」(Climax At Nijmegen Bridge)バトル・レポート(AAR)

AH『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)のシナリオ34をプレイしてみた。 舞台はマーケット・ガーデン作戦のナイメーヘン橋周辺。 勝利条件は橋に照準線が通じる5ヘクス以内の建物にドイツ軍の戦闘可能分隊がいなければ連合軍の勝利だ。 目次 ■初期配置 …

今回は米軍勝利! AH『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)「Aachen's Pall」バトル・レポート(AAR)その2

『戦闘指揮官』(Squad Leader)のシナリオP 『Aachen's Pall』を『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)ルールとユニットでプレイしてみた。これが2回目だ。 前回はギリギリでドイツ軍が勝利した。 前回へのリンクはこちらだ。 haruichiban0707.hatenablog…

小さいシナリオだが激闘!! AH『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)「Aachen's Pall」バトル・レポート(AAR)

『戦闘指揮官』(Squad Leader)のシナリオP 『Aachen's Pall』を『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)ルールとユニットでプレイしてみた。 地図盤1の半分だけ使うしユニット数が少ないシナリオだ。 勝利条件は4ターンで、G6の建物にドイツ軍の戦闘可能分…

バルジゲーム第9弾 歴史群像 『バルジの戦い』バトル・レポート(AAR)

今回は『歴史群像』2018/08号の付録ゲームだ。 デザイナーは山崎雅弘氏 ドイツ軍の立場に立ってのソロゲームだ。 マップはエリア制 1ターン3日で5ターン ユニット数59個 ルール・ブック14ページ 手順は次の通り 1ドイツ軍第1突撃フェイズ 2ドイツ軍燃料判定…

バルジゲーム第8弾 WGHB2016『バルジの戦い』(The Bulge)バトル・レポート(AAR)

国際通信社のウォーゲーム・ハンドブック2016の『バルジの戦い』(The Bulge)をプレイしてみた。これは2016年発売の新しいゲームかと思ったら1979年にSPIが出版した『ビッグ・レッド・ワン』(Big Red One)というゲームのリデザイン・リデベロップ版だそうだ。…

【参考文献】『アルデンヌ攻勢』(学習研究社)(1999/06/01)

もくじはこちら 折り込みで入っていたヨーロッパ戦況マップ 折り込みで入っていたパイパー戦闘団 バルジの戦いを、背景、戦況図、戦闘序列、将軍達、兵器など多面的にまとめたムックだ。 バルジの戦いより、マーケットガーデン作戦の方が、わかりやすくまと…

バルジゲーム第7弾 SS『Battles for the Ardennes』(Celles)バトル・レポート(AAR)

もともとはSPIの同名ゲームだ。 4個のゲームが入り、合わせてキャンペーンゲームもできるお得感あるゲームだ。 その後、3本が『タクテクス』誌の折込ゲームになった。それをサンセットゲームズが再版したものだ。 所々にあるプロデューサーズノートがいい。…

バルジゲーム第6弾 SS『Battles for the Ardennes』(Clervaux)バトル・レポート(AAR)

もともとはSPIの同名ゲームだ。 4個のゲームが入り、合わせてキャンペーンゲームもできるお得感あるゲームだ。 その後、3本が『タクテクス』誌の折込ゲームになった。それをサンセットゲームズが再版したものだ。 所々にあるプロデューサーズノートがいい。…

バルジゲーム第5弾 まるで運動会の棒引きだ! AH『G.I.勝利への礎』(G.I. Anvil of Victory)シナリオ33「遅れたクリスマス」(A belated Christmas))

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)のシナリオを最後までプレイしたので、今回から、AH『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)のシナリオに入る。 このゲームは私がウォー・ゲームをプレイしていた時にすでに発売されていたが、当時、『戦闘指揮…

バルジゲーム第4弾 AH『バルジの戦い』(The Battle of the Bulge)バトル・レポート(AAR) 

今日はラインの守り作戦が始まった日なので、アバロン・ヒルの古典的ゲームの一つ『バルジの戦い』(The Battle of The Bulge)の基本ゲームをプレイしてみた。 オークションで入手したゲームだ。前に持っていた人が戦闘序列とユニットに番号を記入しており、…

バルジゲーム第3弾 K2P『バルジ大作戦』バトル・レポート(AAR)

国際通信社から発売された『バルジ大作戦』だ。 http://wargame-classics.jp/lineup/004/index.html オリジナルは1981年に鈴木銀一郎氏デザインでエポック社から発売された『バルジ大作戦』のリメイク版だ。発売当時、私は、なぜかバルジの戦いゲームをプレ…

AH『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)を加えてOAF34.4『France1944』をプレイしてみた

『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)のシナリオが終わったので『G.I.勝利への礎』(G.I.Anvil of Victory)のルール・ブック読んだら、歩兵戦闘の基本ルールに変更があったので驚いた。 そこで簡単なシナリオで練習しようと思った。 本来は『戦闘指揮官』…

バルジゲーム第2弾 SS『Battles for the Ardennes』(St.Vith)バトル・レポート(AAR)

もともとはSPIの同名ゲームだ。 4個のゲームが入り、合わせてキャンペーンゲームもできるお得感あるゲームだ。 その後、3本が『タクテクス』誌の折込ゲームになった。それをサンセットゲームズが再版したものだ。 所々にあるプロデューサーズノートがいい。…

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)シナリオ31「シャトー・ド・ケスノイ」(Chateau de Quesnoy)

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)シナリオ31「シャトー・ドゥ・ケスノイ」(Chauteau de Quesnoy)をプレイしてみた。 採用ルールは136.発展した地雷戦と137.壕だ。 勝利条件は、ドイツ軍が24個分隊以内の損害で6N4の建物を単独支配すると勝利だ。 ■…

英軍戦車って・・・ AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)シナリオ30「ボラーンの緊急事態」(Ad hoc at Beaurains)

AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)シナリオ30「ボラーンの緊急事態」(Ad hoc at Beaurains)をプレイしてみた。 このシナリオでイギリス軍AFVが登場する。 追加ルールは、134.イギリス軍装甲車量、135.移動中の車両だ。 勝利条件は英軍が12輌中の7輌…

橋の奪い合いがスリリング!! AH『電撃ドイツ戦車隊』(Crescendo of Doom)シナリオ29「ロンメルの通過跡で」(In Rommel's Wake)バトル・レポート(AAR)

これはシナリオ27の後日談といったところだ。 ロンメル率いる第7装甲師団が突破した後、フランス軍がまだ確保していたミューズ川の渡河点をドイツ軍が奪取しようとする。 追加ルールは132.自転車、133.橋だ。133.橋ルールには、橋の爆破ルールがある。 勝利…